[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

「パットが得意」女子ゴルフ大久保柚季、メジャー初戦2位発進 強気なパッティングの秘訣は姉の助言「チャー・ハン」

国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯初日が7日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72で開催された。強い風と硬いグリーンが選手たちを苦しめる中、プロ2シーズン目の大久保柚季(加賀電子)が、3バーディー、1ボギーの70で回って2アンダー。持ち味の強気なパッティングで首位に2打差の2位につけた。今大会、姉がキャディーを務めている22歳。重圧のかかるグリーン上で心を整えるための言葉は、まさかの「チャー・ハン」だった。首位には、68で回って4アンダーの福山恵梨(松辰)が立っている。

ワールドレディスサロンパス杯初日をプレーした大久保柚季【写真:産経新聞社】
ワールドレディスサロンパス杯初日をプレーした大久保柚季【写真:産経新聞社】

ワールドレディスサロンパス杯初日

 国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯初日が7日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72で開催された。強い風と硬いグリーンが選手たちを苦しめる中、プロ2シーズン目の大久保柚季(加賀電子)が、3バーディー、1ボギーの70で回って2アンダー。持ち味の強気なパッティングで首位に2打差の2位につけた。今大会、姉がキャディーを務めている22歳。重圧のかかるグリーン上で心を整えるための言葉は、まさかの「チャー・ハン」だった。首位には、68で回って4アンダーの福山恵梨(松辰)が立っている。

 昨季ステップ・アップ・ツアー賞金女王が、メジャーの舞台で輝いた。2番パー4で8メートルの下りラインで強めヒットでバーディー。3番パー5でも6メートルを沈め、連続バーディーとした。その後も6番パー3、10番パー4と「3パットしてしまいそう」なシビアなパーパットをしぶとく沈めた。

「得意のパッティングでたくさんしのぐことができたので、いいラウンドができたなと思います」

 男女を通して「パットが得意」と言い切れるプロはなかなかいないが、得意になった理由を聞くと明確な答えが返ってきた。

「ショットが飛ばない分、アプローチとパターでしのいでいかないとスコアにならないから。下りの1メートルなどはたくさん練習して、小学生の頃からパットが好きになりました。プレッシャーでよく手が震えてるんですけどね(笑)」

 参考にするのは鈴木愛や河本結といったパットの名手たち。だが、震える手でパターを握る大久保には、自分を落ち着かせるための独自の“魔法”があった。

「頭の中でリズムを流してやっています。いつもは大体『チャー・シュー・メン』なんですけど、今からは『チャー・ハン』でやってます」
 
「チャー・シュー・メン」といえば、昭和の名作ゴルフ漫画「あした天気になあれ」の主人公・向太陽がショットの際に使う代名詞。だが、2003年生まれでZ世代の大久保は「それ、わかんないです(笑)。語呂的にちょうどいいかなと思って」と言い、昭和生まれの記者たちを笑わせた。

「チャー・シュー・メン」から「チャー・ハン」に変えたのは、キャディーを務めている姉でJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ティーチングプロフェッショナル資格A級の大久保咲季の助言がきっかけだった。

「『チャー・シュー・メン』ではテンポが遅れて、打つ前にヘッドが開いている感じになっていました。なので、姉に言われて先週くらいからショートパットは『チャー・ハン』です」

 この2拍子の絶妙なテンポが、メジャーの高速グリーンでピタリとハマった。

 大阪市鶴見区出身。「関西弁は頑張って抑えてます」と笑うが、ラウンド中は姉と「今日の夜ご飯、何食べる」「今日、暑いな~。何度あるんやろ」などと他愛のない会話でリラックスしているという。

 昨年大会、大久保は2024年度プロテスト合格者らが、裏方として大会運営に関わる「ルーキーキャンプ」の一員として、スコアボードを持ったり、フォアキャディーを務めるなどした。コースは茨城GC東Cだったが、「メジャーならではの深いラフやグリーンの難しさは、歩きながら肌で感じていました。『来年は絶対に出るぞ』という気持ちがありました」と振り返った。

 裏方から主役候補へ。1年越しで憧れの舞台に立ったルーキーは、姉とのタッグと「チャー・ハン」のリズムで、メジャーの頂を狙っていく。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集