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井上拓真、判定3-0で初防衛! 井岡一翔からダウン2度奪取、激闘後に一礼「強い自分を生み出してくれた」37歳井岡は5階級制覇ならず

ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が2日、東京ドームで行われ、同級王者・井上拓真(大橋)が同級4位で元4階級制覇王者の井岡一翔(志成)に3-0(118-108、119-107、120-106)判定で勝利した。井上は初防衛で、井岡は日本人男子として初の5階級制覇に届かなかった。戦績は30歳の井上が22勝(5KO)2敗、37歳の井岡が32勝(17KO)5敗1分け。

井岡一翔に勝利した井上拓真(右)【写真:荒川祐史】
井岡一翔に勝利した井上拓真(右)【写真:荒川祐史】

WBC世界バンタム級タイトルマッチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が2日、東京ドームで行われ、同級王者・井上拓真(大橋)が同級4位で元4階級制覇王者の井岡一翔(志成)に3-0(118-108、119-107、120-106)判定で勝利した。井上は初防衛で、井岡は日本人男子として初の5階級制覇に届かなかった。戦績は30歳の井上が22勝(5KO)2敗、37歳の井岡が32勝(17KO)5敗1分け。

 チケットは5万5000席が完売。東京ドームが緊迫ムードに包まれる中、初回のゴングが鳴った。

 井上が積極的にジャブを放ち、井岡もカウンターで応戦した。2回終了間際、井上がギアを上げる。右を顔面に打ち込んで効かせ、猛ラッシュ。再び右フックを当てて井岡からダウンを奪った。さらに3回、井上は右アッパーで2度目のダウンを奪取。場内は騒然となった。

 劣勢の井岡は4回、圧力をかけて攻勢に出る。これに井上は「来い」のポーズも見せた。4回を終えての公開採点でレフェリー3者の支持を得た井上は、その後も余裕を感じさせながら試合を進めた。7回に井岡は鼻から出血したが、ひるまず前に出続けた。8回を終えての公開採点は79-71×2、80-70で井上が大きくリードした。

 井上は10回にも右ストレート、左ジャブで着実に顔面を捉えてダメージを与えた。最後まで優位を保ち、12回を戦い抜くと互いにハグ。井岡はゴング直後に「ありがとう」と感謝を伝え、井上も一礼。判定で井上がレジェンドを下した。

 リング上でのインタビュー。「この張り詰めた12ラウンド。あっという間の時間でした。自分の中で楽しい戦いでした」と振り返り、「レジェンドという相手があったからこそ。強い自分を生み出してくれたのも井岡選手。井岡選手、本当にありがとうございました!」と井岡に感謝した。

 今後について「統一戦をやってみたいと思っている」と闘志。「自分はまだまだ、こんなもんじゃないぞというのを証明したい。井上尚弥の弟じゃなく、井上拓真っていうのを、しっかりアピールしていきたい」と充実の汗をぬぐった。

 井上は2023年4月にWBA世界同級王座を獲得。2度の防衛に成功するも、2024年10月に現WBA世界同級王者・堤聖也(角海老宝石)に敗れて、王座陥落。引退をするか悩んだ末に現役続行を選んだ。

 約13か月ぶりの再起戦となった昨年11月、那須川天心(帝拳)とのWBC同級王座決定戦に臨み3-0で判定勝ち。王座返り咲きを果たしていた。

 井岡は昨年大みそかにバンタム級転向初戦に臨んだ。この日の試合は、日本人男子初の5階級制覇という偉業の達成が懸かっていた。3月24日に37歳になり、元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏が持つ世界王座奪取の国内最年長記録(35歳9か月)の更新も目指していたが、届かなかった。

(THE ANSWER編集部)

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