井上陣営はロドリゲスを高く評価

　不気味だ。井上は言った。「過去最強の相手」――。陣営のロドリゲス評は高い。WBSSの開幕前から大橋会長は「ロドリゲスが一番強そう」と見ていた。

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　今回の組み合わせが事実上の決勝戦と見る向きは多い。昨年10月の1回戦では3位の挑戦者ジェイソン・モロニー（オーストラリア）に辛勝。前評判を裏切る内容でやや評価を下げたが、陣営は真の実力とは見ていない。

　この日、大橋会長も「ロドリゲスが相手だから、尚弥の新しい面を引き出してくれる期待もある」と改めて評価。ハイレベルな技術をもつ26歳とのマッチアップが井上を更なる高みに引き上げるとみている。

　名王者への階段を上る井上にとって、相応しい相手であることは間違いない。