突然の報告「えっと…私、結婚しました」 報道陣も驚き…陸上女子100mH中島ひとみ、お相手もハードラー【日本選手権】
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権は6日、同会場で最終日が行われた。大接戦となった女子100メートル障害決勝で、中島ひとみ(長谷川体育施設)は12秒86(向かい風0.4メートル)。優勝した田中佑美(富士通)とは0秒003差で、惜しくも2位だった。レース後の取材では、男子400メートル障害の豊田将樹(富士通)と結婚していたことを公表。「本当に救われた部分が大きい」とその存在に感謝した。

陸上・世界選手権
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権は6日、同会場で最終日が行われた。大接戦となった女子100メートル障害決勝で、中島ひとみ(長谷川体育施設)は12秒86(向かい風0.4メートル)。優勝した田中佑美(富士通)とは0秒003差で、惜しくも2位だった。レース後の取材では、男子400メートル障害の豊田将樹(富士通)と結婚していたことを公表。「本当に救われた部分が大きい」とその存在に感謝した。
大接戦の決勝を終えた中島が、突然の報告を行った。「いつも支えてくださる方々に、とにかくいい姿を見せたいなというのが大きかった」と感謝の思いがあったことを明かしたが、続けて「えっと……私、結婚しました! あはは」と明るく笑顔で打ち明けたのだ。
いきなりの発言に報道陣も驚く中、お相手も豊田であると説明。2023年に結婚したが、「(豊田の)ドーピングの件があり、なかなか公にできない状況」だったとも説明した。
豊田はアンチ・ドーピング規則違反で22年に資格停止処分が下されたが、「意図的な摂取ではない」旨の主張が認められ、原則4年の資格停止期間が2年間に短縮されていた。中島はこうした背景も踏まえ「隠していた訳じゃなかったですが、そういう事情があったのでなかなか言えなくて、というのは知っていただければ」と語った。
夫については「彼の存在が私の中で本当に大きくて、コーチとして見てもらっているけれど、二人三脚で2年間やってきた。金メダルをかけてあげたかったというのはあるけれど、夫婦ともども世界を目指して頑張っていきたい」と説明。こうも語っている。
「毎日センチメンタルになって泣いたり、この大会に向けて思うことがありすぎて、情緒不安定で『行きたくないな』とかばっかり、弱音吐いてたんですけど、彼はポジティブに言葉を返してくれて本当に救われた部分が大きい。もちろん応援してくれる方だったり、いろんな方のおかげもあるんですけど、一番今(感謝を)伝えたいのは、豊田君に伝えたいと思います」
田中も同じ富士通所属で、22年世界選手権男子110メートル障害代表の石川周平と昨年結婚していたことを4月に明かしている。中島は「佑美ちゃんの次みたいになってるんですけど、実は結構前に結婚してました(笑)。これを機に公表させていただこうかなと思った」と話した。
(THE ANSWER編集部)