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バスケ日本の206cm次世代ビッグマンが存在感 指揮官が挙げたオランダ戦白星の「2人のカギ」

バスケットボールの国際親善試合「日本生命カップ2025(東京大会)」が6日、東京・有明アリーナで行われ、世界ランキング21位の日本は同54位のオランダと再戦して74-53で勝利した。8月5日に開幕予定のアジアカップに向けて、若手中心に構成されたチーム。トム・ホーバス監督も“新時代”を担う選手の躍動を称えた。

代表デビューを果たした23歳の狩野富成【写真:徳原隆元】
代表デビューを果たした23歳の狩野富成【写真:徳原隆元】

前日5日に敗れたオランダに快勝

 バスケットボールの国際親善試合「日本生命カップ2025(東京大会)」が6日、東京・有明アリーナで行われ、世界ランキング21位の日本は同54位のオランダと再戦して74-53で勝利した。8月5日に開幕予定のアジアカップに向けて、若手中心に構成されたチーム。トム・ホーバス監督も“新時代”を担う選手の躍動を称えた。

 新しい風が吹いた。世界ランク上は“格下”とされていたオランダとの2連戦。5日の初戦に敗れた日本だったが、この日は主導権を握り、大差で勝利を収めた。存在感を見せつけた一人が、28歳の中村太地だ。

 途中出場ながら、3点シュート4本を含むチーム最多の16得点。「今日はたまたま入った日」と謙虚な姿勢を見せたが「トム・ホーバス監督に練習から『たくさんシュートを打て』と言われてきた。それを信じて打ち続けた結果が出たことを嬉しく思う」と確かな手応えも感じている様子だ。

 さらに試合終盤は、この日代表デビューを果たした23歳の狩野富成が会場を沸かせた。身長206センチのセンターで、4得点、4ブロック、5リバウンドを記録した。

 試合後の囲み取材では「デビュー戦で少し緊張がありました」としつつも「試合にでたらチームの力になれたら思いながらやっていた」と胸を張る。8月5日に開幕するアジアカップに向けてのポジション争いについては、川真田紘也が一番のライバルになるといい「ジャンプ力と動けることは負けない」と強調した。

途中出場でチーム最多16得点を挙げた中村太地【写真:徳原隆元】
途中出場でチーム最多16得点を挙げた中村太地【写真:徳原隆元】

 ホーバス監督は両選手の活躍が試合の「カギになった」と称えた。自身の下でのプレー経験が浅い中村について「シューティングタッチはすごい」と絶賛。「Bリーグのチーム(島根スサノオマジック)の役割と代表での役割はちょっと違うが、彼はそこに気づいた。それがすごくよかった」と評価した。狩野についても「フリースローを一生懸命練習して綺麗になった。上手くなりたいとか、そういう気持ちが彼にはすごくある」と期待した。

 アジアカップは8月5日にサウジアラビアのジッダで開幕。日本は6日にシリアとの初戦を迎え、8日にイラン、10日にグアムと対戦予定だ。

(THE ANSWER編集部)

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