テニス世界2位、熱中症で倒れたファンを試合中に救助 32℃の酷暑「観客にも辛い」水を運んだアルカラス【ウィンブルドン】
テニスの4大大会・ウィンブルドン選手権が現地時間6月30日、英ロンドンで開幕。男子シングルス1回戦で3連覇を狙う世界ランキング2位のカルロス・アルカラス(スペイン)が同138位ファビオ・フォニーニ(イタリア)に3-2(7-5、6-7、7-5、2-6、6-1)のフルセットで勝利した。試合中、熱中症でダウンした観客のもとへ、自ら水を運んで救助する一幕もあった。

4大大会・ウィンブルドン選手権
テニスの4大大会・ウィンブルドン選手権が現地時間6月30日、英ロンドンで開幕。男子シングルス1回戦で3連覇を狙う世界ランキング2位のカルロス・アルカラス(スペイン)が同138位ファビオ・フォニーニ(イタリア)に3-2(7-5、6-7、7-5、2-6、6-1)のフルセットで勝利した。試合中、熱中症でダウンした観客のもとへ、自ら水を運んで救助する一幕もあった。
ATPツアー公式サイトによると、この日は気温32度に達する猛暑。アルカラスは厳しい環境の中でフォニーニとフルセットの激闘を演じた。
試合が大詰めの第5セット、突如試合が中断となった。コートに立っていたアルカラスは水の入ったボトルを受け取ると、ラケットを手にしたまま観客席へ駆け寄って行った。ATPツアー公式サイトの記事によると、観客が熱中症でダウンしたようだ。
客席から拍手が送られる中、アルカラスは係員にボトルを渡し、救助活動を心配そうに見つめていた。このシーンは米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」が公式SNSで動画を投稿するなど海外で話題となり、アルカラスの行動に称賛が集まっていた。
アルカラスはATPツアー公式サイトの記事の中で「あんな高熱の中でプレーするのは本当に難しい」と酷暑についてコメント。「スタンドで5時間も動かず、日差しを浴び続けるのは観客にとっても辛いことだ」とも語っている。
(THE ANSWER編集部)