マシンが空中で1回転→逆さまで落下 F2の凄惨クラッシュに海外冷や汗「怖かった」「何考えて…」
現地28日にオーストリアのレッドブルリンクで行われた自動車レースのFIA F2第7戦シュピールベルクのスプリントレースで発生した衝撃のクラッシュの反響が広がっている。スタートしてから間もなく、3台が絡む接触があり、1台は宙を舞うほどの横転でレースは赤旗中断。3台ともリタイアとなる凄惨な事故に、海外ファンから「0%だったのに」「無事で良かった」といった声が上がっている。

F1オーストリアGPの前座レースで…
現地28日にオーストリアのレッドブルリンクで行われた自動車レースのFIA F2第7戦シュピールベルクのスプリントレースで発生した衝撃のクラッシュの反響が広がっている。スタートしてから間もなく、3台が絡む接触があり、1台は宙を舞うほどの横転でレースは赤旗中断。3台ともリタイアとなる凄惨な事故に、海外ファンから「0%だったのに」「無事で良かった」といった声が上がっている。
激しく接触した。スタートから2周目、ターン3にアービッド・リンドブラッド(レッドブル)、ルーク・ブラウニング(ハイテックTGR/ウイリアムズ育成)、サミ・メゲトゥニフ(トライデント)の3台が横並びで進入。しかし、最内から突っ込んで進路がなかったメゲトゥニフのマシンは、衝撃により真ん中のリンドブラッドのマシンを乗り越え、ひっくり返ったままアウト側のブラウニングのマシンも越えて落下。さらに半回転して逆さまになって止まった。
クラッシュしたマシンが宙を舞った様子をとらえた動画をF2公式インスタグラムが「F2スプリントレースで赤旗!」「幸い、ドライバー全員が自力でその場を離れることができた」とつづって公開。ドライバーたちが自力で歩いて引き揚げている様子も映っており、海外ファンからはさまざまな声が上がった。
「みんな無事で良かった」
「怖かった。みんな無事だといいけど!!!」
「内側を走っていた奴は何を考えていたんだ?(追い抜きが)成功するチャンスは0%だったのに」
「存在しない隙間を狙った」
「ヘイロー(頭部保護装置)があってよかった」
「ヘイローを発明した人はノーベル賞に値する」
「映画『F1』の世界のような瞬間だ」
3台はリタイアとなり、赤旗中断から再開後も同じターン3での接触事故が発生してセーフティカーが導入されるなど荒れムード。レースはジョセップ・マリア・マルティ(カンポス・レーシング/レッドブル育成)が今季2勝目を飾った。翌日のF1第11戦オーストリアGPでも1週目のターン3でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)がマシン接触のためリタイアとなっている。
(THE ANSWER編集部)