敵地ロイヤルズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、敵地ロイヤルズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。投手復帰3度目の登板で初めて複数イニングを投げ、2回を27球、1安打1三振1四球無失点だった。初回にメジャーのキャリアで自身最速となる101.7マイル（約163.6キロ）をマークした後の“ほっこりシーン”に日本のファンも注目している。

　投手復帰後3度目の先発マウンド。2番ウィットJr.に左安打、続くガルシアに四球を与え、1死一、二塁となったが、ここで一気にギアチェンジ。パスカンティーノを99マイル（約159キロ）、100マイル（約161キロ）の真っすぐで追い込むと、3球目は内角への101.7マイルで詰まらせ、併殺打に斬った。

　メジャーのキャリアで自身最速の1球でピンチを切り抜けベンチに戻る大谷は、ウィットJr.とすれ違う際に笑顔で言葉をかわした。昨季は打率.332、32本塁打、109打点、31盗塁をマークしている、25歳の若きスター選手だ。

　一瞬の出来事だったが、日本のファンからは「ウィットが大谷と喋ってた　なんか嬉しい」「ウィットJr.となに話してたんやろー？」「DPの後ウィットJrとなんか話してるのええな」との声が上がった。

　大谷は打者としては4打数無安打。ドジャースは5-9で敗れた。