敵地ロイヤルズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は28日（日本時間29日）、敵地ロイヤルズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。初回、メジャーキャリア最速となる101.7マイル（約163.6キロ）を計測する直球を投じ、この一球は今季のドジャース最速の球であると球団公式が紹介した。

　中5日のマウンドに上がった大谷。1死後、安打と四球で1死一、二塁のピンチを背負った。ここでギアを上げた大谷は、続く打者に99マイル（約159キロ）、100マイル（約161キロ）の真っすぐで追い込むと、3球目は内角への101.7マイルで詰まらせ、併殺打に打ち取り無失点とした。

　2イニング目は三者凡退。打者7人を相手に27球、2回1安打無失点、1奪三振、1四球で復帰3試合目のマウンドを終えた。

　球団公式ブログ「ドジャース・インサイダー」公式Xは「オオタニの101.7マイルの投球は、ドジャースの今年の最速だ」と紹介。ここまで本塁打は29本打っており、チームとリーグのHR王でありながら、投手としてもチーム最速の一球を投じたことを伝えた。

　また、米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者は「101.7マイルの速球は、ショウヘイ・オオタニのMLBキャリア史上最も速い球だった」とXで紹介した。