敵地ロイヤルズ戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、敵地ロイヤルズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。第1打席で、飛距離429フィート（約130.7メートル）の特大29号を放つと、5回の第3打席には適時三塁打。3打数2安打2打点の活躍で、5-4の勝利に貢献した。ロイヤルズの地元局も巧みな大谷の打撃に脱帽するしかなかった。

　3-4で迎えた5回1死一塁、大谷が左腕キャメロンから、同点となる適時三塁打を放った。右中間をまさに真っ二つの一打。米ミズーリ州地元局「バリー・スポーツ・カンザスシティ」で解説を務めたレックス・ハドラー氏は「いやはや、これ以上うまく間は破れないよ。確かに、彼（キャメロン）はパワーヒッターに対してもう少しうまくコントロールしなければならなかった。見てくれ。これ以上うまくは打てないね」と脱帽した。

　初回の本塁打でここ5戦4発と量産モードに突入した大谷。ハドラー氏は豪快な一発に「真ん中への失投は危険だ。特にチェンジアップのような球速が遅いものはね。オオタニ相手に球速を下げれば……。彼は先を行く。疑いようがない」と話していたが、三塁打でも称賛を送るしかなかった。