大谷、二刀流完全復活に向けた「美しい点」 ド軍GMが語った他にない強み「誰にも影響与えない」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、16日(日本時間17日)の本拠地パドレス戦で、実に663日ぶりの実戦登板を果たした。さらに中5日で、22日(同23日)のナショナルズ戦にも先発。投打二刀流完全復活へ歩みを進めた。そんな中ドジャースのブランドン・ゴームズGMは、「投手・大谷」の他の選手にはない“強み”を米メディアに語っている。

ド軍ブランドン・ゴームズGMが米メディアで持論展開
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、16日(日本時間17日)の本拠地パドレス戦で、実に663日ぶりの実戦登板を果たした。さらに中5日で、22日(同23日)のナショナルズ戦にも先発。投打二刀流完全復活へ歩みを進めた。そんな中ドジャースのブランドン・ゴームズGMは、「投手・大谷」の他の選手にはない“強み”を米メディアに語っている。
2023年8月23日以来の実戦登板を果たした大谷。右ひじ手術で、昨季は投手としては全休。マイナーでの調整登板を経ることなく、いきなりメジャーのマウンドに戻ってくると、アラエスへの4球目に161キロをマークするパフォーマンスを披露。1回を2安打1失点に抑えた。
2度目の登板となった22日(同23日)のナショナルズ戦では、投手として1回無失点。さらに打席では7回に右翼線を破る3点三塁打、8回には26号2ランを放った。投手として出場した試合での本塁打は2023年8月23日のレッズ戦以来、669日ぶりだった。
MLB専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBナウ」に出演したゴームズGMは「エンゼルス時代のような形で先発投手としてプレーするか?」と言う問いに、「そうですね、どこかのタイミングでは。でも彼が毎回投げた後にどう感じるかによると思います。どんな状態なのか確認し、数日かけて評価し、その時点で判断できます」とローテ復帰に向けての調整方法に言及した。
2試合続けてオープナーとして1回で降板した大谷だが、「先ほども言ったように、それが彼をロースターに入れておくことの美しい点なんです。これのせいで誰かを落とす必要もなく、他の誰にも影響を与えないですから。彼が投げるイニングは、プラスにしかならないです」と、他の投手をマイナー降格させてロースター枠を開けることなく、実戦調整させられる二刀流が故の“強み”を明かしている。
「特に先発だったら、一般的に自分のチームの最高の投手と最高の打者を対戦させたいですからね。それが最高の組み合わせです。なので毎試合でしっかり確認して、じっくりと彼を作り上げていきたいと思っています」と今後の展望を語ったゴームズGM。ローテ復帰に関しては「(プレーオフで)先発投手だったらいいですね」と、慎重論を口にした。
最後に「リリーフ投手とポジションプレーヤーとして起用する考えはありますか?」と問われると、「そのことについては、あまり話していません。ただ分かっているのは、ショウヘイは最高の先発投手であり最高の打者の一人であることです」と、あくまで先発投手としての期待を口にしていた。
(THE ANSWER編集部)