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今永昇太の仕草に米実況席も笑い「ほら、見て!って…」 3秒硬直→珍しい三振劇に満面の笑み

左太腿裏の張りで負傷者リスト(IL)入りしている米大リーグ・カブスの今永昇太投手は20日(日本時間21日)、傘下の3Aアイオワでナッシュビル戦に調整登板した。3回には微妙な判定を受け、投球後に3秒間ほど“静止”。メジャーではまだ見られない珍しい形で判定が切り替わると、満面の笑みを浮かべた。その際に見せた仕草に、米実況席も笑いを誘われていた。

カブスの今永昇太【写真:Getty Images】
カブスの今永昇太【写真:Getty Images】

3Aで調整登板

 左太腿裏の張りで負傷者リスト(IL)入りしている米大リーグ・カブスの今永昇太投手は20日(日本時間21日)、傘下の3Aアイオワでナッシュビル戦に調整登板した。3回には微妙な判定を受け、投球後に3秒間ほど“静止”。メジャーではまだ見られない珍しい形で判定が切り替わると、満面の笑みを浮かべた。その際に見せた仕草に、米実況席も笑いを誘われていた。

 思わず硬直した。3回2死一、二塁の場面、今永は左打者に対しカウント0-2から速球を外角高めに投げ込んだ。しかし、球審の判定はボール。すぐに捕手が自らの頭を叩いて「チャレンジ」を要求した。その間、今永は投げ終わったままのモーションで3秒ほど固まっていた。ビデオ判定の結果、外角高めいっぱいに入っており、判定がストライクに覆って三振。今永は笑顔でマウンドを降りた。

 まだメジャーでは導入されていない「ABSシステム」と呼ばれるストライク判定のチャレンジ制度。試験導入されているマイナーならではの出来事だった。

 米イリノイ州地元局「マーキースポーツ・ネットワーク」公式Xが「ショウタ・イマナガのこの日5つ目の三振はABSシステムの厚意によるものだった」とつづって動画を公開。動画内で実況席からは「捕手のペレスがチャレンジしたぞ」「イマナガが(ABSシステムが表示される)スクリーンボードを指しながら、チームメートのほうを向いて『ほら、見て! 見た?』って言っているようだ。スマイルを浮かべています。彼はチャレンジシステムが気に入ったようだ」と笑いながら仕草に注目していた。

 この日、今永は4回1/3を投げ、2安打無失点8奪三振2四球と好投。5月4日のブルワーズ戦で一塁のベースカバーに入った際に左太腿裏を負傷してIL入りしていたが、メジャー復帰のマウンドは目前となっている。

(THE ANSWER編集部)

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