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201cm新怪物、脅威の「154kmスライダー」でMLB打者が尻もち 「非現実的」「冗談?」広がる衝撃

米大リーグに現れた新たな怪物がファンの注目を浴びている。20日(日本時間21日)、敵地ツインズ戦で先発したブルワーズの23歳、ジェイコブ・ミジオロウスキー投手は6回まで完全投球を披露。7回に被弾したものの、6回0/3、1安打1四球、6奪三振2失点で2勝目を挙げた。打者に尻もちをつかせた96マイル(約154.5キロ)のスライダーには「何だって……」「冗談だろ」と米国で衝撃が走っている。

ツインズ戦で6回完全投球し2勝目を挙げたブルワーズのミジオロウスキー【写真:ロイター】
ツインズ戦で6回完全投球し2勝目を挙げたブルワーズのミジオロウスキー【写真:ロイター】

身長201センチのジェイコブ・ミジオロウスキーに注目

 米大リーグに現れた新たな怪物がファンの注目を浴びている。20日(日本時間21日)、敵地ツインズ戦で先発したブルワーズの23歳、ジェイコブ・ミジオロウスキー投手は6回まで完全投球を披露。7回に被弾したものの、6回0/3、1安打1四球、6奪三振2失点で2勝目を挙げた。打者に尻もちをつかせた96マイル(約154.5キロ)のスライダーには「何だって……」「冗談だろ」と米国で衝撃が走っている。

 メジャーの打者を呆然とさせた。デビュー2戦目の登板となったミジオロウスキーは初回からエンジン全開。2死走者なしで迎えた3番・カストロを追い込むと、3-2から内角に96マイルのスライダーを投げ込んだ。変化球とは思えない球速に、ボール球ながらカストロは反応。バットは空を切り、カストロは勢いそのまま膝から崩れ落ちるように尻もちをつき、しばらく座り込んでしまった。

 MLB公式Xは「エグい:ジェイコブ・ミジオロウスキーがたった今96マイルのスライダーを解き放った」と驚きの絵文字とともに記し、映像を投稿。米ファンからは「今まで見た中で最もとんでもない球」「信じられない」「96マイルだって? 非現実的だ!」「96マイル……スライダーって言った?」「何だって……」「冗談だろ」「これは恥ずかしい」と衝撃を受けた声が集まった。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏もクイーンの名曲「ボヘミアン・ラプソディー」の歌詞をもじりながら、「ママ、ジェイコブ・ミジオロウスキーが人を殺してしまった」と投稿。打者のリアクションの異常さを強調した。米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者ジェフ・パッサン氏も「現実離れした投球だ」と絶賛した。

 ミジオロウスキーはこの日、6回まで1人の走者も許さないパーフェクト投球。身長201センチから繰り出される速球は最速102.1マイル(約164.3キロ)を記録した。7回無死から2ランを浴びて降板したものの、大リーグデビューだった12日(同13日)のカージナルス戦でも5回0/3を無安打に抑えており、ノーヒット快投を11イニング続けた。

 2022年ドラフト2巡目(全体63位)でブルワーズ入り。MLB公式サイトの有望株ランクで球団4位に位置付けられていた。同サイトのスカウティング評価では、50を平均とする「20-80スケール」で速球は80とごくまれな最高評価。カーブは70、スライダーも60と高く評価されている。この日は最速94.4マイル(約151.9キロ)のチェンジアップと、同88.8マイル(約142.9キロ)のカーブも投げていた。

(THE ANSWER編集部)



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