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大谷も食らった死球の応酬 パドレス4番はド軍に憤り「容認しない」「深刻なダメージ」 監督の姿勢を称賛

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の本拠地パドレス戦で、9回に死球を受けた。16日(同17日)から始まった4連戦で、両軍ともに主力への死球が相次ぐ展開。パドレスも直前にフェルナンド・タティスJr.外野手が腕に当てられており、一夜明けた20日(同21日)にも同僚が「我々は容認することはない」と語っている。

ドジャースとの4連戦に出場したギャビン・シーツ【写真:ロイター】
ドジャースとの4連戦に出場したギャビン・シーツ【写真:ロイター】

パドレス戦は大荒れの展開に

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の本拠地パドレス戦で、9回に死球を受けた。16日(同17日)から始まった4連戦で、両軍ともに主力への死球が相次ぐ展開。パドレスも直前にフェルナンド・タティスJr.外野手が腕に当てられており、一夜明けた20日(同21日)にも同僚が「我々は容認することはない」と語っている。

 初戦でドジャースのパヘスに対する死球を巡りただならぬ雰囲気となるなど、この4連戦は緊迫ムードが漂った。最終戦でも9回にタティスJr.、大谷がそれぞれぶつけられ騒然とした雰囲気に。両軍監督が退場となっていた。

 一夜明けた20日(同21日)、米カリフォルニア州地元ラジオ局「97.3 The Fan」はパドレスの4番打者ギャビン・シーツが取材に応じた動画をXで公開。「故意かどうか分からないが、タティスがあの状況で当てられたのは残念だ。だが(監督の)シルトが我々の後ろにいてくれた。彼を好きな理由さ」と語った。

 シルト監督はタティスJr.への死球でベンチを飛び出し、怒りの表情も見せた。ロバーツ監督とともに、1試合の出場停止処分を受けている。シーツは「クラブハウスでも皆が(シルト監督を)好きだし、彼がいつも支えてくれているのを理解している」と監督の姿勢を称え、「あの状況では、2つのチームが激しく競い合っていた。テンションを維持するのは簡単なことだったよ。タティスが当てられたのは一度じゃないしね」と語った。

 指揮官の振る舞いを選手たちがどう感じているか問われ「最高だよ。最高さ。殿堂入りしたトニー・ラルーサ監督の似通ったものを感じるよ。共にプレーするのが簡単だし楽しい」と絶賛した。

 死球についての考えを問われたシーツは「状況によると思う。(タティスJr.への)昨夜の死球は必ずしも意図的なものではないと思う。だが、何度も当てられ、エスカレートしている。選手が深刻なダメージを受けうることを人々は理解していない」とコメント。「タティスが無事であることを祈るよ。このようなプレーは選手を傷つけ、出場できないことにもなる。全ての試合が重要で、彼のような選手を失えば、チームにとっては深刻だ。だから故意であろうがなかろうが、我々は容認することはない」とチームを引っ張るタティスJr.への死球に憤りを滲ませていた。

(THE ANSWER編集部)



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