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退場のド軍ロバーツ監督が示した怒り「理解できない」「一貫性がない」 審判団に苦言連発

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席で右脚に死球を受けた。球場はブーイングが飛ぶなど騒然となり、抗議に出たデーブ・ロバーツ監督が退場処分を受けた。前日から続く“死球合戦”について、試合後の指揮官は「故意だと思う」と静かに怒りを示し、一貫性のない審判団の決断に苦言を呈した。

退場処分を受けたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】
退場処分を受けたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】

自身の退場にも納得いかず「一貫性がない」

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地パドレス戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席で右脚に死球を受けた。球場はブーイングが飛ぶなど騒然となり、抗議に出たデーブ・ロバーツ監督が退場処分を受けた。前日から続く“死球合戦”について、試合後の指揮官は「故意だと思う」と静かに怒りを示し、一貫性のない審判団の決断に苦言を呈した。

 大谷は、3回1死無走者でこの日2度目の打席に立った。パドレスの先発右腕バスケスの2球目はゾーンを大きく外れ、腰を引いてよけようとした大谷の右ひざ上を直撃。「あっ!」と大きな声をあげて悶絶した。そのまま一塁に向かったものの、審判団が集まり両軍に対して警告を発した。

 同地区のライバル同士の試合とあり、直前のパドレスの攻撃では1番打者のタティスJr.にトリビノが死球を当てていた。前日の試合でもドジャースのパヘスが死球を受け、緊迫したムードが漂っていた。試合後、地元局「スポーツネットLA」が放送したロバーツ監督の主な会見内容は以下の通り。

――前日から死球が続いていることについてどう見ていたか。

「昨日アンディ(パヘス)が死球を受けた。彼の反応は大げさだったと思う。我々は気持ちを切り替えた。だが、タティスに当ててしまった。故意ではなかった。あの場面では出塁を許したくなかった。その後、ショウヘイが走者なしの場面で回ってきた。バスケスが彼に向かって投げ、そしてまた当てた。右投手があれだけ外れたところに投げるのは非常に難しい。

 私からすれば、もしそれをするのなら責任を持て、と。まず第一に、両サイドへの警告は正当ではないと思う。だから彼ら(審判団)の説明を聞きたかった。私は怒っていなかった。なぜかを知りたかっただけ。その後、私が退場処分になっていることに気付いた。わけがわからないし、理解できない」

――おかしいと思っている点は。

「あとから見ると、私が退場になった後にマイク(シルト監督)は審判の説明を聞く機会を与えられていた。そして彼は退場にならずに試合に残った。誰だって一貫性がほしいだろう。私は説明がほしかったし、彼らの決断の背景に何があるか知りたかった。私からすれば一貫性がなかった。私はただ試合感覚がほしかった。それが求めたもの。そして我々はそれを得ることができなかった」

――大谷への死球は故意だったと思うか。

「間違いない。間違いない。彼ら(パドレス)がそれ(故意死球)を正当だと感じたなら、それは野球の一部。彼らはそう感じたんだろう。(上半身でなく)脚に当てたことは評価したい。責任を持て。私たちは切り替える。失投ではなかった、故意だと思う。それも野球の一部。それはみんなわかっている」

――退場処分を聞いた状況について

「私が質問をしようとしているときにマービン(ハドソン二塁塁審)が、退場になったことを教えてくれた」

――審判団の試合運営で問題と考えている部分は。

「一貫性の欠如。私は常識を非常に大事にする。彼らが警告を出したとき、彼らの思考過程を聞き、決断の説明責任を求めるのは常識だと感じた。私が知りたかったのはそれだけだ。対戦相手の監督は同じく説明を求め、試合に残った。だからそこに一貫性はない」

(THE ANSWER編集部)



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