大谷、まさかの球団新記録へ 条件は「登板だけ」 従来を50も更新…監督「彼は準備できている」
米大リーグ・ドジャースは15日(日本時間16日)、大谷翔平投手が16日(同17日)の本拠地パドレス戦で先発登板すると電撃発表した。ドジャース移籍後、いよいよ初めてのマウンドに上がる。オープナーとしての登板が見込まれているが、登板しただけで更新されるドジャース記録もあると紹介されており、ファンも驚きを隠せない。

パドレス戦で登板へ
米大リーグ・ドジャースは15日(日本時間16日)、大谷翔平投手が16日(同17日)の本拠地パドレス戦で先発登板すると電撃発表した。ドジャース移籍後、いよいよ初めてのマウンドに上がる。オープナーとしての登板が見込まれているが、登板しただけで更新されるドジャース記録もあると紹介されており、ファンも驚きを隠せない。
登板すれば、エンゼルスに所属していた2023年8月23日のレッズ戦以来、実に663日ぶり。ドジャースが電撃発表した後、米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」が「BREAKING NEWS」として速報するなど、米メディアも続々と報じた。
大谷は15日(同16日)現在、ナ・リーグトップの25本塁打を放っている。昨季まで2年連続の本塁打王にも輝いており、ホームラン王が投手として復帰するという驚くべき事象でもある。
MLB公式のサラ・ラングス記者のXでは、大谷が登板した時点で更新されるドジャース記録が伝えられた。大谷はドジャース加入後、79本塁打をマーク。球団の「少なくとも1試合先発した投手における最多本塁打数記録」は、ドン・ドライスデールの29本塁打であると同記者は紹介している。「オオタニが月曜日に先発した時、79本が新記録としてリストに刻まれることになる」と指摘した。従来の記録を「50」も上回ってしまうことが確実視されている。
ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」が公式YouTubeで公開した会見映像で、ロバーツ監督は大谷の主張もあって登板が決まったことを認めている。「マーク(プライヤー投手コーチ)とアンドリュー(フリードマン編成本部長)、医者、そしてメディカルに、『3イニングのライブBPを行って、自分の身体に(試合で先発するよりも)少し負担がかかった』というようなことを言っていたんだ。彼はメジャーで投げる準備はできている。彼がそれを知らせてくれたんだ」と説明した。
大谷は23年に右ひじを手術し、昨年はワールドシリーズで痛めた左肩も手術。先月25日(同26日)のメッツ戦前に、打者を相手にする投球練習「ライブBP」を実施した。実戦形式の投球は、実に641日ぶりだった。直近では今月10日(同11日)のパドレス戦前に、手術後では3度目のライブBPを行っている。
(THE ANSWER編集部)