4季連続の2位「また今年もかと…」 届かないあと一歩、ブレイヴキングス刈谷・吉野樹の悔い【ハンドボール・リーグH】
ハンドボール・リーグHのトヨタ車体ブレイヴキングス刈谷は15日、東京・代々木第一体育館で豊田合成ブルーファルコン名古屋とプレーオフ男子決勝を行い27-31で敗戦。4季ぶりの優勝を逃した。チーム最多8得点と奮闘した日本代表LB・吉野樹は「相手が修正してきたことに対して改善できなかった」と悔やんだ。

ハンドボール「リーグH」プレーオフ決勝戦
ハンドボール・リーグHのトヨタ車体ブレイヴキングス刈谷は15日、東京・代々木第一体育館で豊田合成ブルーファルコン名古屋とプレーオフ男子決勝を行い27-31で敗戦。4季ぶりの優勝を逃した。チーム最多8得点と奮闘した日本代表LB・吉野樹は「相手が修正してきたことに対して改善できなかった」と悔やんだ。
悲願の優勝を目指すブレイヴキングス刈谷は前半、吉野がチームに4連続でポイントをもたらすなど序盤から畳みかけた。5-1とリードを広げ「僕らが勢いに乗ってこのままいくんじゃないか」と手応え十分の展開。ディフェンスでも相手の体を宙に浮かせるほどの気迫を見せた。
「しっかり準備してきた。最初はそれが通用して自信になった」。しかしブルーファルコン名古屋の追い上げを許し、前半は15-14と1点リードで折り返し。後半開始1分で同点に追いつかれた。突き放したいところだったが、相手の日本代表GK・中村匠が立ち塞がる。シュートを弾かれ、逆にリードを広げられてしまった。

後のない展開で、相手より1人多い状況で攻める“7人攻撃”を行使。11分に1点差まで詰め寄ったが、リーグH初代王者の座をつかみ取ることはできなかった。
4季連続で2位と、あと一歩が届かない。「結果を見た時に、また今年もかと思ってしまった」。序盤は優勢だっただけに悔しさも募る。ただ吉野は「強い思いで準備してきて、チーム全員が一つになって豊田合成に良い試合ができたのは良かった部分。出し切れたんじゃないかなと達成感もある」と努めて前を向いた。
(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)