開始4分の一発レッドから奮闘も…初の決勝ならず ジークスター東京主将「僕らが甘かった」【ハンドボール・リーグH】
ハンドボール・リーグHのジークスター東京は14日、東京・代々木第一体育館で豊田合成ブルーファルコン名古屋とのプレーオフ(PO)準決勝を戦い27-32で敗戦。目標のPO決勝進出を逃した。キャプテンの玉川裕康は「勝っている時にもう1点、2点取れなかった。僕らが甘かった」と悔やんだ。

ハンドボール「リーグH」 ジークスター東京は準決勝敗退
ハンドボール・リーグHのジークスター東京は14日、東京・代々木第一体育館で豊田合成ブルーファルコン名古屋とのプレーオフ(PO)準決勝を戦い27-32で敗戦。目標のPO決勝進出を逃した。キャプテンの玉川裕康は「勝っている時にもう1点、2点取れなかった。僕らが甘かった」と悔やんだ。
開始4分、スピードに乗った相手オフェンスに連続得点を許す展開の中、副キャプテンの部井久アダム勇樹がまさかの一発レッド。失格となり、いきなり攻守の要を欠くことになった。
奮闘したのはGK岩下祐太。一対一で果敢に前に出て圧巻のセーブを披露するなど、今シーズン年間最優秀選手賞の実力を見せつけた。攻撃陣も素早い速攻で得点を重ね、16-13とリードで前半を折り返した。

後半に入っても勢いそのままに、相手ディフェンスを置き去りにして攻め込む。しかし終盤、ジークスターは退場者を連発。数的不利な状況が続くと、18分にはついに逆転された。観客の腰も浮き上がるほどの熱戦。軍配は豊田合成に上がった。
玉川も2度の退場処分を受け「あの退場でチームが逆転される原因を作った」と言葉を詰まらせた。岩下は「必ずチームを日本一にさせる実力を兼ね備えて臨みたい」「チームが悪い流れになりそうな時のセーブを大事にしていきたい」と来季に向けた課題も口にした。
決勝は15日、豊田合成がトヨタ車体ブレイヴキングス刈谷と対戦。勝利したチームがリーグH初代王者となる。
(THE ANSWER編集部・横田 美咲 / Misa Yokota)