イチローが惜しむ“消えた天才”「つぶされてしまう典型」 元虎ドラ1に松井秀喜も嫉妬「チクショウと思って…」
米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、巨人やヤンキースで活躍した松井秀喜氏とともにYouTubeに登場。古今の名選手について語る中で「ピカピカのドラフト1位がつぶされてしまう典型じゃないかな」として、同学年で阪神に入団したスター候補の名を挙げた。

イチロー、松井秀喜両氏と縁…阪神ドラ1の萩原誠氏
米大リーグ・マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、巨人やヤンキースで活躍した松井秀喜氏とともにYouTubeに登場。古今の名選手について語る中で「ピカピカのドラフト1位がつぶされてしまう典型じゃないかな」として、同学年で阪神に入団したスター候補の名を挙げた。
イチロー氏は、コナミデジタルエンタテインメント「プロ野球スピリッツA」の公式YouTubeチャンネル「2025OB松井秀喜セレクション」に登場。松井氏が現12球団から1人ずつをセレクトする企画で、阪神から名前を挙げたのが掛布雅之氏だった。
高校時代の松井氏が阪神ファンで、特に掛布氏に心酔していたのは有名な話。ここでイチロー氏は「掛布さんの後、久々に(背番号)31番つけたの誰か覚えてる?」と突然の質問。松井氏もすぐに正解にたどり着いた。1991年のドラフト1位で、大阪桐蔭高から入団した萩原誠氏だ。同年のドラフト4位でオリックス入りしたイチロー氏とは同学年。ドラフト時には目玉として注目された。
松井氏とも「高校ジャパンで一緒だったんです」との縁がある。さらに、萩原氏が掛布氏の背番号を継承したことで「31番つけちゃったじゃねえか。チクショウと思って」「ちょっと悔しかったですけどね」という思いもあったという。
ただ、萩原氏は後に近鉄に移籍するなど、プロ10年で1軍通算124試合に出場し、4本塁打にとどまった。高校時代には通算58本塁打した強打者は、プロでは花を咲かせきれなかった。イチロー氏は「ピカピカのドラフト1位がつぶされてしまう典型じゃないかな。萩原は」と懐かしそうに当時を振り返っていた。
(THE ANSWER編集部)