バレー日本戦で「アー!」敵選手を襲った悲運 スパイクで負傷も海外実況はプレー推奨のワケ「むしろ…」
バレーボール男子のネーションズリーグ(VNL)は12日、中国・西安で予選ラウンド第1週の2日目を行った。世界ランキング6位の日本は、パリ五輪で銀メダルを獲得した世界ランキング1位のポーランドに1-3(25-27、22-25、25-18、37-39)で敗れ1勝1敗となった。第2セットでは日本選手のスパイクで相手選手が手を痛めたシーンがあり、海外実況も心配していた。

ネーションズリーグ男子予選ラウンド
バレーボール男子のネーションズリーグ(VNL)は12日、中国・西安で予選ラウンド第1週の2日目を行った。世界ランキング6位の日本は、パリ五輪で銀メダルを獲得した世界ランキング1位のポーランドに1-3(25-27、22-25、25-18、37-39)で敗れ1勝1敗となった。第2セットでは日本選手のスパイクで相手選手が手を痛めたシーンがあり、海外実況も心配していた。
その場面は第2セット。日本が3-6とリードされていた。ボールを繋いでアウトサイドヒッターの大塚達宣がスパイク。ポーランドは3枚のブロックだったが、真ん中の選手の右手に当たってアウトする形で日本のポイントとなった。
ただこの瞬間、スパイクで弾き飛ばされたポーランドのアルトゥル・シャルプクが「ア゛ア゛ア゛ー!」と叫び声あげて痛がっていた。この状況に国際バレーボール連盟(FIVB)主催大会の運営などを行う「バレーボール・ワールド」の動画配信サイト「VBTV」の放送席では実況が「おっと、これは痛い。突き指しましたかね」と心配し、リプレイ映像を確認。「指が持っていかれていますね。アウチ」「脱臼でしょうね」と負傷したのではないかと伝えた。
これに対し、解説者は「こうなると、むしろプレーし続けた方がいいんですよね。彼も続けられそうですし」とプレーを推奨。ベンチで休むより、アドレナリンが出ているプレー中の方が痛くないというニュアンスで説明した。
シャルプクは一度ベンチに戻りテーピングしてもらうとその後も出場。第4セットでは9得点を上げるなど、合計16得点をマークした。大塚は8得点。日本は第3セットを奪い返すも、第4セットは37-39の大熱戦の末に落として敗れた。
(THE ANSWER編集部)