4月「12.86」→5月「1.35」→6月「0.00」 藤浪晋太郎に高まる期待「昇格させよう」 米ファンも熱視線
米国でのプレーが3年目を迎える藤浪晋太郎投手の“超進化”に、米国のファンから期待の声が高まっている。今季はマリナーズと契約し、現在は3Aのタコマでプレー。20試合で防御率6.11だが、これを月別に分けると進化の道のりがくっきり。X上では「昇格させよう」との声まで上がっている。

マリナーズ3Aタコマで好調…最速162キロの剛球も
米国でのプレーが3年目を迎える藤浪晋太郎投手の“超進化”に、米国のファンから期待の声が高まっている。今季はマリナーズと契約し、現在は3Aのタコマでプレー。20試合で防御率6.11だが、これを月別に分けると進化の道のりがくっきり。X上では「昇格させよう」との声まで上がっている。
藤浪は今季、キャンプ招待選手としてマリナーズとマイナー契約。ただ3月22日(日本時間23日)にマイナー落ちを通告され3Aで開幕すると、ここまで20試合に登板し2勝1敗4ホールド、防御率6.11。17回2/3を投げ22三振を奪う一方、25個の四球も与えている。
ただこの数字を分解していくと、急速に順応しているのもはっきりとわかる。4月は0勝1敗、防御率12.86と大荒れだったのが、5月は1勝0敗で1.35、6月は3試合で無失点、3回で5奪三振と成績が良化しているのだ。5月29日(同30日)のエンゼルス傘下3Aソルトレーク戦では、今季最速となる時速100.4マイル(約161.6キロ)を記録。持ち味の剛速球に磨きをかけている。
この試合を見た米国のファンは「フジナミが調子良さそうだぞ」「昇格させよう」と期待のコメントが並び、その後も5日(同6日)のアスレチックス傘下3Aラスベガス戦で1回を3奪三振と好投すると「うまく形にしてくれることを祈っているよ。ストライクに投げられれば、彼は武器になるんだから」。8日(同9日)の同カードでも「我々には彼がいることを忘れていた」と期待の声が高まり続けている。
(THE ANSWER編集部)