平野美宇を同僚になった世界1位・孫頴莎が絶賛「想像より遥かにいい」 中国SL初陣で快勝
卓球の中国スーパーリーグ(SL)が9日に開幕し、女子団体では東京五輪女子団体銀メダルでパリ五輪日本代表の平野美宇が加入した深圳大学は上海龍騰に3-1で勝ち、白星発進した。世界ランキング21位で同リーグ初参戦の平野は同5位の蒯曼とのダブルスで出場し、快勝。チームメートで同1位の孫頴莎は「想像していた以上にいいパフォーマンスを見せてくれた」と絶賛している。

卓球中国スーパーリーグ
卓球の中国スーパーリーグ(SL)が9日に開幕し、女子団体では東京五輪女子団体銀メダルでパリ五輪日本代表の平野美宇が加入した深圳大学は上海龍騰に3-1で勝ち、白星発進した。世界ランキング21位で同リーグ初参戦の平野は同5位の蒯曼とのダブルスで出場し、快勝。チームメートで同1位の孫頴莎は「想像していた以上にいいパフォーマンスを見せてくれた」と絶賛している。
第1試合のダブルスで蒯曼と組んで出場した平野。劉煒珊、何卓佳組を相手に好連係を見せ、3-1で快勝した。勢いづいた深圳大学は第2、第3試合のシングルスも連勝し、ストレートで白星をつかんだ。
中国メディア「中華網新聞」は「この試合では、蒯曼、平野美宇の連係の良さが勝利につながった。平野美宇は国際試合の経験が豊富で、サーブやサーブレシーブで何度も相手を脅かし、相手のリズムを効果的に狂わせていたし、蒯曼も新しい世代の選手として、変化に富んだフレキシブルな戦術と積極的な動きでペアの安定に貢献した」と伝えた。
この日は休養のため試合には出場しなかった世界ランク1位の孫頴莎も、平野を高く評価。中国メディア「懂球帝」は「平野は今日、私たちが想像していたより遥かにいいパフォーマンスを見せてくれた。蒯曼との息もぴったり合っていた」という孫のコメントを紹介している。さらに「平野がチームに加わってくれてとてもうれしい。平野と蒯曼の連携はとてもよかった。蒯曼も平野と常にコミュニケーションをとっている。言葉でのコミュニケーションは流暢にはいかないが(試合中も短い時間で)なんとか情報を伝えた」と続けている。
ダブルスを組んだ蒯曼も「言葉はあまりスムーズには通じないけれど、(平野は)中国語も分かるし、コーチなど、力を貸してくれる人もいるので、コミュニケーション面はまずまずだ。言葉でコミュニケーションができなくても、特に試合中は言葉だけではなく、目や表情でもコミュニケーションができるから、うまくいっていると思う」と称賛している。
(THE ANSWER編集部)