新米パパ金子虎旦、Sバンタム転向初戦で鮮やか2回KO勝ち 長男と離れ離れの2週間「帰ったら好き好き攻撃」
ボクシングのスーパーバンタム級(55.3キロ以下)8回戦が7日、東京・後楽園ホールで行われ、WBOアジアパシフィックフェザー級10位・金子虎旦(こた、帝拳)がジェイ・フランシス・ブライ(フィリピン)に2回46秒KO勝ちした。金子はスーパーバンタム級転向初戦だった。戦績は27歳の金子が8勝(7KO)1敗、28歳のブライが13勝(3KO)4敗1分。

フェザー級から転向「必ずチャンピオンに」
ボクシングのスーパーバンタム級(55.3キロ以下)8回戦が7日、東京・後楽園ホールで行われ、WBOアジアパシフィックフェザー級10位・金子虎旦(こた、帝拳)がジェイ・フランシス・ブライ(フィリピン)に2回46秒KO勝ちした。金子はスーパーバンタム級転向初戦だった。戦績は27歳の金子が8勝(7KO)1敗、28歳のブライが13勝(3KO)4敗1分。
大歓声を背中で受け取って戦った。金子は初回から強烈な右ボディーを浴びせると、2回はコーナーに追い込み、左フック一閃。的確にボディーを捉え、相手を沈めた。ブライは立ち上がることができず、KO勝ち。拳を上げて喜んだ。
フェザー級から1つ階級を落として試合に臨んだ。「練習の時から動きがよかった。良いタイミングで当てることができた」と振り返った。
東京都荒川区出身の金子。地元の応援団が多く駆けつけた。「今日、地元で祭りがあるのですが、こっちでお祭りがあるよって言ったら来てくれた」と笑顔。宣言通り鮮やかな勝利で会場を沸かせた。
3月には第1子となる長男が生まれた。試合に集中するために、2週間前からは1人で生活していたという。「奥さんにすごく感謝している。帰ったら赤ちゃんに『好き好き攻撃』でずっと抱っこしようと思います」と頬を緩ませた。
金子は2022年6月にデビュー。5連勝した。昨年7月にマイケル・カサマ(フィリピン)に初回TKO負けを喫するも、同年11月の再起戦で勝利。今年2月の前戦は2回KO勝ちを収めていた。試合を終えて「必ずこの階級でチャンピオンになる」と力を込めた。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)