那須川天心、こめかみに「天」剃り込む独特ヘアで世界前哨戦 意味は「みんなの思いもここに」
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)とIBF同級王者・西田凌佑(六島)が8日に、東京・有明コロシアムで王座統一戦を行う。6日には中谷、西田のほか、興行に出場するWBC同級1位・那須川天心(帝拳)らが都内で会見。那須川はWBA同級6位ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)と同級ノンタイトル10回戦で対戦する。黒髪姿でこめかみには「天」の剃りこみ。「世界前哨戦」と銘打たれた大一番を前に意気込みを語った。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は26歳の那須川が6勝(2KO)、29歳のサンティリャンが14勝(5KO)1敗。

那須川天心が会見
ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)とIBF同級王者・西田凌佑(六島)が8日に、東京・有明コロシアムで王座統一戦を行う。6日には中谷、西田のほか、興行に出場するWBC同級1位・那須川天心(帝拳)らが都内で会見。那須川はWBA同級6位ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)と同級ノンタイトル10回戦で対戦する。黒髪姿でこめかみには「天」の剃りこみ。「世界前哨戦」と銘打たれた大一番を前に意気込みを語った。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は26歳の那須川が6勝(2KO)、29歳のサンティリャンが14勝(5KO)1敗。
那須川は黒髪姿で登場。会見前日に染めたといい「コスチュームと揃えていつも色を変えている。今回は黒。矢沢永吉の『黒く塗りつぶせ』という曲のように、塗りつぶしました」とこだわりを明かした。
こめかみには「天」の文字が剃り込まれている。制作したグッズに用いられる字と同様のデザインで「グッズと連動させることを意識してきた。みんなの思いもここに乗せているよ、という思いで入れさせてもらいました」と説明した。
ボクシング転向7戦目。11月頃に見据える世界初挑戦に向けた一戦となる。2月の前戦は元世界王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)に判定勝ち。激闘の末の勝利に、うがった見方をする声も減ったという。「前回の試合でずっと無理と言われていたが、いけるんじゃないかという風に変わってきた。今回で確信に変わればいい」と力を込め、こう続けた。

「ジムのみんなのサポートのおかげでもありますし、しっかりと作り上げてきた自負がある。飛び級でやってきたわけではない」
一方のサンティリャンはサングラス姿で現れた。「勝つために日本に来た。ラウンドを必ず取っていく。プレッシャーは全く感じない」と自信をのぞかせた。サウスポーで7年前にアマチュアからプロに転向。13連勝した後、2023年6月に石田匠(井岡)とのWBA世界バンタム級挑戦者決定戦で1-2の判定負けを喫した。昨年6月に再起し、那須川戦に臨む。
【6月8日の対戦カード】
▽第6試合(WBC&IBF世界バンタム級王座統一戦12回戦)
WBC王者・中谷潤人(M.T)
VS
IBF王者・西田凌佑(六島)
▽第5試合(バンタム級ノンタイトル10回戦)
那須川天心(帝拳・WBC1位、WBA2位、WBO2位、IBF4位)
VS
ビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国・WBA6位)
▽第4試合(WBO・APバンタム級王座決定戦10回戦)
同級1位バン・タオ・トラン(ベトナム)
VS
同級2位・坪井智也(帝拳)
▽第3試合(バンタム級ノンタイトル10回戦)
増田陸(帝拳・日本同級王者、WBA7位、WBO8位、IBF8位、WBC11位)
VS
ミシェル・バンケス(ベネズエラ・WBA11位)
▽第2試合(ミニマム級4回戦)
大久保るきあ(八王子中屋)
VS
米谷匠生(三迫)
▽第1試合(スーパーフライ級4回戦)
宮下陸(DANGAN越谷)
VS
大島冬也(T&T)
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)