[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

世代最強クロワデュノール、今となっては驚きの2つの事実 “超優等生”の新馬戦での出来事

競馬の祭典G1日本ダービー(東京優駿、芝2400メートル)が1日、東京競馬場で行われ、1番人気のクロワデュノール(牡3・斉藤崇)が早め先頭から押し切り優勝した。勝ちタイムは2分23秒7。鞍上の北村友一騎手は初のダービージョッキーとなった。デビューから安定感抜群の内容で世代最強を証明したキタサンブラック産駒。常に落ち着き、まさに優等生といったサラブレッドだが、新馬戦では今となっては驚きの2つの事実があった。

日本ダービーを制したクロワデュノールと鞍上の北村友一【写真:産経新聞社】
日本ダービーを制したクロワデュノールと鞍上の北村友一【写真:産経新聞社】

日本ダービー

 競馬の祭典G1日本ダービー(東京優駿、芝2400メートル)が1日、東京競馬場で行われ、1番人気のクロワデュノール(牡3・斉藤崇)が早め先頭から押し切り優勝した。勝ちタイムは2分23秒7。鞍上の北村友一騎手は初のダービージョッキーとなった。デビューから安定感抜群の内容で世代最強を証明したキタサンブラック産駒。常に落ち着き、まさに優等生といったサラブレッドだが、新馬戦では今となっては驚きの2つの事実があった。

 1つ目は人気。2024年6月9日、東京競馬場の2歳新馬戦芝1800メートルでデビューしたクロワデュノール。新馬戦となると血統や調教の動きが人気を左右することが多く、当時は24年オークスを制したチェルヴィニアの半弟アルレッキーノが出走し1.7倍の1番人気に。クロワデュノールは6.1倍の3番人気と有力馬の一頭にすぎなかった。

 2つ目はパドックでの様子。初めてのパドックでは後ろを歩く馬を気にするそぶり。何度か立ち上がり、鳴くシーンがあった。ただその後は落ち着き、レースに臨んだ。結果は1分46秒7という好タイムで完勝。特に後半1000メートルは57秒3という驚きのスピードで走破し、競馬ファンの間では「ダービー馬候補」「来年のダービーが楽しみ」と評判になっていた。

 2歳の新馬は人間に換算すると小学生~中学生前後。初めての観客、競馬場、レースなどに興奮してしまう馬は多いが、クロワデュノールも例外ではなかった。しかし、後のレースではそのようなそぶりを見せず、大観衆のダービーでも淡々と返し馬をこなしていた。

 パドックで幼さを見せた馬で有名なのはG1皐月賞、天皇賞・秋、春秋マイルG1を制したダイワメジャー。新馬戦のパドックで寝転んでしまったシーンは未だファンの語り草になっている。精神面の成長を見届けるのも競馬の醍醐味かもしれない。

(THE ANSWER編集部)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集