ヤンキースのウォーレンは2回途中7失点で3敗目

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5月31日（日本時間6月1日）、本拠地ヤンキース戦で2安打2得点、本塁打は生まれなかったものの、18-2と大勝した打線を牽引した。一方、ヤンキースは野手を登板させるなど屈辱的な大敗。2回途中7失点で3敗目を喫した先発のウィル・ウォーレン投手は「怒り、憤り、失望、その全てだ」と憔悴した様子で心境を吐露した。

　昨季ワールドシリーズの再戦、第2ラウンドはよもやの結末となった。ヤンキース先発のウォーレンは初回から打者一巡の猛攻を受けるなど2回途中7失点。4つのアウトしか奪えなかった一方、6安打、4四球という大荒れで試合を壊してしまった。救援陣も打ち込まれ、8回には野手のレイエスが登板。9回にはドジャースもE・ヘルナンデスをマウンドに上げ、両チーム野手登板という異例の結末となった。

　ジャッジが2本のソロ本塁打で気を吐いたものの、焼け石に水。全米中継された週末の試合で21安打18失点、屈辱の形でカード2連敗を喫した。地元放送局「YESネットワーク」公式Xが公開した試合後の取材に、25歳のウォーレンは憔悴した様子で登場。「こういう試合の後の感情は？　怒り、憤り、失望、どんなものか」と米記者から問われると、「その全てだよ」と声を振り絞った。

　続けて「ただ、それを受け入れて、この感情が嫌いだということを学びにする。そして5日後、次のマウンドに上がった時は、同じ気持ちになりたくないから前進するんだ」と必死に前を向いた。