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打球見失う痛恨ミス、ド軍キム・ヘソンをなぜ中堅手で起用した? 本職は二塁、監督説明「トミーを守ろうとした」

米大リーグ・ドジャースは19日(日本時間20日)、本拠地でダイヤモンドバックスと対戦。5-9で敗れ今季ワーストの4連敗となった。「1番・DH」で出場した大谷翔平投手が17号ソロを放つも、投手陣が3回までに7失点。試合後、デーブ・ロバーツ監督は会見で、飛球を見失うミスを犯した中堅手キム・ヘソンについて「不運にもそれが起こってしまった」とかばった。

痛恨のミスで先制点を許したドジャースのキム・ヘソン【写真:荒川祐史】
痛恨のミスで先制点を許したドジャースのキム・ヘソン【写真:荒川祐史】

本拠地ダイヤモンドバックス戦

 米大リーグ・ドジャースは19日(日本時間20日)、本拠地でダイヤモンドバックスと対戦。5-9で敗れ今季ワーストの4連敗となった。「1番・DH」で出場した大谷翔平投手が17号ソロを放つも、投手陣が3回までに7失点。試合後、デーブ・ロバーツ監督は会見で、飛球を見失うミスを犯した中堅手キム・ヘソンについて「不運にもそれが起こってしまった」とかばった。

 ドジャースは初回の守備でミスが出た。1死一、二塁から4番スアレスが中堅へ平凡なフライを打ち上げたが、センターのキム・ヘソンが打球を見失いまさかの二塁打に。先取点を献上してしまい、球場には早速ため息が充満した。

 流れが悪く、ブルペンデーで先発したドレイヤーは2回3失点で降板。3回には2番手ナックが先頭打者に四球を与えると、続くグリエルJr.に2ランを被弾。さらに1死一塁からもモレノに2ランを浴び、一挙4失点でブーイングが起きた。さらに続くタワの打球が不運な内野安打となると、ドジャースファンから怒号が飛んだ。

 この回一挙4失点で、3回終了時点で0-7と早くも大量ビハインド。それでも2番ベッツが4回、6回と2打席連続アーチ。大谷も6回1死走者なしでメジャー単独トップとなる17号ソロを左越えに放った。9回にもエドマンの適時打などで2点を返すが、反撃もそこまでだった。

 試合後、ロバーツ監督は会見で、初回の守備で打球を見失ったキム・ヘソンについて「彼はただ見失った。光のせいかどうかわからないが、不運にもそれが起こってしまった」とコメント。この日はキムを本職の二塁手ではなく、中堅手として起用。右足首痛による負傷者リスト入りから復帰して間もないエドマンを二塁手で起用した。

 この起用法について、指揮官は「トミー(エドマン)は昨日中堅でプレーしていたし、足首のケアをするというアイデアだ。全力で走れば、悪い方向に転がる可能性もあるかもしれない。だから彼を守ろうとしているだけだ。彼は明日休ませるよ」と話した。

 キムは右翼手のテオスカー・ヘルナンデスに、打球を見失った合図をはっきりと示せなかった。ロバーツ監督は「センターをあまり守ったことがないからこそのプレーだった。だから、あの時点では、彼はただボールを見つけようとしていて、周りの選手たちに自分が困っていることを知らせていなかったんだと思う。でも、あれはより経験が必要で、ちょっと例外的なプレーではあった」と話した。

(THE ANSWER編集部)



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