圧巻の4戦4勝、オークスまでぶっこ抜いたラヴズオンリーユーの「2.22.8」にファン震撼「強すぎる」
中央競馬はいよいよ春のクラシックシーズンのクライマックスに突入。25日には3歳牝馬の頂点を決めるG1優駿牝馬(オークス)が東京競馬場の芝2400メートルを舞台に発走となる。名牝たちが輝きを放ってきたレース。6年前、2分22秒8という破格のタイムで駆け抜けたラヴズオンリーユーの走りは当時のファンだけでなく、近年のファンにも大きなインパクトを与えている。

G1オークス
中央競馬はいよいよ春のクラシックシーズンのクライマックスに突入。25日には3歳牝馬の頂点を決めるG1優駿牝馬(オークス)が東京競馬場の芝2400メートルを舞台に発走となる。名牝たちが輝きを放ってきたレース。6年前、2分22秒8という破格のタイムで駆け抜けたラヴズオンリーユーの走りは当時のファンだけでなく、近年のファンにも大きなインパクトを与えている。
力でねじ伏せた。そう言っていいほどの強さだった。先行集団が固まり、4コーナーを回ってまず仕掛けたのは、12番人気と伏兵扱いだったカレンブーケドール。馬場の真ん中から先頭に立ち、一気の押しきりを狙った。内からはクロノジェネシス、さらに外からは2歳女王のダノンファンタジーが迫る展開。それを見る形で進んだラヴズオンリーユーがミルコ・デムーロ騎手を背に、一気に追い込んできた。最後はカレンブーケドールと一騎打ちになったが、これを競り落とし、世代の3歳牝馬の頂点に立った。
これで4戦4勝。勝ちタイムは何と2分22秒8という破格の時計をマークしたラヴズオンリーユーのレースレコードは今も破られておらず、リバティアイランド、ジェンティルドンナ、アーモンドアイといった名牝たちよりも速く2400メートルの舞台を駆け抜けた。
ラヴズオンリーユーの強さには現代の競馬ファンにも衝撃を与えた。ネット上では「ダービーの勝ちタイムだろ」「美しい名馬」「強すぎる」「負けたとはいえカレンブーケドールだって先頭に立って相当強い競馬してるのにラヴズオンリーユーはもう1枚上にいた」「今思うと他馬は可哀想すぎる」「時計早すぎるんだよな」といった声が上がっている。
ラヴズオンリーユーはその後1年半以上勝ち星から遠ざかったが、2年後の京都記念で復活Vを決めると、海外レースを転戦。香港でクイーンエリザベス2世カップを勝ち、米BCフィリー&メアターフ、香港カップと国際G1を3勝の活躍。「世界のラヴズオンリーユー」として名を馳せた。
主戦を務めたミルコ・デムーロ騎手はこの2年後にもユーバーレーベンでオークスを快勝。相性のいいレースだ。今年はリンクスティップに騎乗予定。4年ぶりの戴冠なるか。
(THE ANSWER編集部)