本拠地ダイヤモンドバックス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、本拠地ダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。6回に左越えの17号ソロを放った。これで5月は10本目の本塁打。同日、フィリーズのカイル・シュワーバーが16号ソロを放っていたが、再び大谷がメジャー単独トップとなった。敵地実況席は唖然。「私たちは何か歴史的なものを目撃しているのです」と衝撃を受けている。

　大谷は6回1死走者なしの第3打席、相手先発のファットから左越えに一発。打球速度107.4マイル（約172.8キロ）、飛距離389フィート（約118.6メートル）だった。これで5月に入ってから2ケタ10本目となり、シーズン57本塁打ペースと量産態勢に入っている。昨季の54本塁打を上回る勢いだ。

　ダイヤモンドバックス向け放送局「DバックスTV」の実況を務めたスティーブン・バーシオーム氏は、大谷が打った瞬間に「これはいったでしょう。彼のような選手を見たことはありますか？」と淡々と語ると、解説のボブ・ブレンリー氏は「ないね」と即答した。

　さらにバーシオーム氏が「我々は一度立ち止まって考える必要があります。私たちは何か歴史的なものを目撃しているのです」と語ると、ブレンリー氏も「彼がユニコーンと呼ばれるワケだ。野球界で長い間、あるいは今まで一度も見たことがないような存在だからね！」と感服。改めて大谷のすさまじさを感じたようだ。

　この日、フィリーズのカイル・シュワーバーが16号ソロを放っていたが、再び大谷がメジャー単独トップとなった。さらに大谷はシーズン57本塁打ペース。昨季残した自己最多の54本塁打を上回る勢いだ。