大谷翔平去就を巡る酷評記事を覆した快勝劇 格下扱いの質問も…エンゼルスが発揮した現場の底力
米大リーグ・エンゼルスは16日(日本時間17日)、敵地ドジャース戦で6-2の勝利を収めた。2023年まで在籍した大谷翔平投手に16号ソロを浴びたが、若手の活躍で快勝。試合前には米メディアから大谷の去就を巡る酷評記事が出されたが、現場は意に介さず自分たちの戦いに集中した。

大谷に16号ソロ浴びても6-2で快勝
米大リーグ・エンゼルスは16日(日本時間17日)、敵地ドジャース戦で6-2の勝利を収めた。2023年まで在籍した大谷翔平投手に16号ソロを浴びたが、若手の活躍で快勝。試合前には米メディアから大谷の去就を巡る酷評記事が出されたが、現場は意に介さず自分たちの戦いに集中した。
世界一球団に勝ち切った。エンゼルス先発は24歳の2年目右腕ジャック・コハノウィッツ。シンカーを武器に内野ゴロを量産した。6回2/3を投げ、5安打1失点。実に4つの併殺打を生み出した。救援投手が奪った1つと合わせ、1試合5併殺はドジャースの球団ワーストタイ。「狙ったところに投げられた。素晴らしい球団相手にいい投球ができた」と胸を張った。
試合前には米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」から、「エンゼルスはショウヘイ・オオタニをフルに生かさなかった。今、彼らはドジャースがそうするところを見ることになる」と題する記事が掲載された。大谷をトレードして有望株を獲得する機会が何度もあったにもかかわらず、アート・モレノオーナーが拒否。ほぼ得るものがないままFAで手放したことを批判された。
エンゼルスは今季18勝25敗で地区最下位に沈み、このままなら10年連続負け越し。2014年以来、プレーオフから遠ざかる。ドジャースは29勝16敗で勝率.644。ナ・リーグ西地区首位をひた走る。試合前のロン・ワシントン監督の囲み取材でも、米メディアから「強豪チームと戦う時、自分たちの現在地を測る機会になるか?」と“格下扱い”の質問が飛んだ。