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「お母さん、ありがとう!」 母の日に2度ダウン圧勝TKO、25歳堤駿斗がSフェザー級世界挑戦へ

 ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級4位・堤駿斗(志成)が11日、東京・大田区総合体育館で同級15位ハイメ・アルボレダ(パナマ)との133ポンド(約60.3キロ)契約10回戦に臨み、3回2分39秒TKO勝ちした。年内の世界初挑戦を見据える25歳。世界前哨戦の圧勝劇でアピールに成功した。戦績は25歳の堤が7勝(4KO)、30歳のアルボレダが20勝(15KO)4敗。

ハイメ・アルボレダに3回TKO勝ちした堤駿斗【写真:高橋学】
ハイメ・アルボレダに3回TKO勝ちした堤駿斗【写真:高橋学】

133ポンド契約10回戦

 ボクシングのWBA世界スーパーフェザー級4位・堤駿斗(志成)が11日、東京・大田区総合体育館で同級15位ハイメ・アルボレダ(パナマ)との133ポンド(約60.3キロ)契約10回戦に臨み、3回2分39秒TKO勝ちした。年内の世界初挑戦を見据える25歳。世界前哨戦の圧勝劇でアピールに成功した。戦績は25歳の堤が7勝(4KO)、30歳のアルボレダが20勝(15KO)4敗。

 堤は初回から冷静なボディー攻め。タイミングよく右ストレートを当てた。3回にアルボレダは偶然のバッティングで左目上をカット。堤は3回に左フックでダウンを先取した。再開後も攻め立てTKO。両腕を上げ、跳びはねながら喜んだ。

 リングインタビューでは「足を運んでくださった皆さま、ABEMAでご視聴の皆さまありがとうございました」と丁寧に挨拶。連続KO勝ちに「今日は母の日。一層気合が入っていた。日頃なかなかありがとうって言えないけど、結果としてお母さんに恩返しできればなと思っていた。お母さん、ありがとう!」と感謝した。

 アマチュア時代に日本人初の世界ユース選手権優勝を果たすなど大きな期待を受けたが、昨年4月のフェザー級10回戦で体重超過。半年間のボクサーライセンス停止処分を受けた。階級を1つ上げ、復帰戦のWBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦では、元同級王者レネ・アルバラード(ニカラグア)に8回TKO勝ち。WBA王者レイモント・ローチ(米国)への挑戦権を獲得した。

 堤は「ローチがガーボンタ・デービスと対戦するかもしれないみたいですが、自分は暫定王者のアルベルト・バティルガジエフでもローチでも今なら勝てると思う。さらに強くなって今年中に勝てるように精進したい」と宣言。「この後は井岡一翔さんが大一番のリベンジマッチに臨みます。自分は信じています。皆さん、応援をよろしくお願いします!」と観客を煽った。

 弟・麗斗(志成)は2日に米ニューヨークのタイムズスクエアでプロデビュー。リバール・ウィッティントン(米国)とのスーパーフェザー級6回戦に臨み、3-0の判定勝ちを収めていた。この日は兄のセコンドでサポート。将来は兄弟世界王者になることが期待される。

 メインイベントでは、前WBA世界スーパーフライ級王者の同級6位・井岡一翔(志成)が王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と再戦する。

(THE ANSWER編集部)



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