陸上男子100mで9秒95! 追い風参考+4.5mながら柳田大輝が日本記録と同タイム「120%出せるように」、9秒台連発に「うおぉおお!」会場どよめく【関東インカレ】
陸上の関東学生対校選手権第2日(相模原ギオンスタジアム)は9日、男子1部100メートル決勝が行われ、パリ五輪400メートルリレー日本代表の柳田大輝(東洋大4年)が追い風参考ながら9秒95(+4.5メートル)のタイムで優勝した。

陸上関東インカレ
陸上の関東学生対校選手権第2日(相模原ギオンスタジアム)は9日、男子1部100メートル決勝が行われ、パリ五輪400メートルリレー日本代表の柳田大輝(東洋大4年)が追い風参考ながら9秒95(+4.5メートル)のタイムで優勝した。
前日に続き、風の影響を考慮してバックストレートで実施されたレース。風を背に受けながら5レーンの柳田は抜群の反応で飛び出し、50メートル付近で抜け出すと、そのまま力強く押し切った。表示された速報タイムは9秒93で会場は「うおぉおお!!!」とどよめき。柳田は両手を広げてガッツポーズを繰り出し、感情を露わにした。正式タイムは9秒95に。追い風参考ながら山縣亮太の日本記録と同タイムだった。
2位は10秒02で関口裕太(早大3年)、3位は10秒04で大石凌功(東洋大3年)が入った。
その前に行われた男子2部100メートル決勝でも守祐陽(大東大4年)が追い風参考ながら9秒97(+3.9メートル)のタイムで優勝。風の影響もあるが、9秒台が連発し、会場は大いに盛り上がっている。
レース後、最後の関東インカレとなる柳田は「東洋大学のスプリントとして勝ちたかった。120%を出せるようにとやっていた」と回顧。記録については「2部で守くんが出していたので超えたかった。超えられてよかった」と語った。
始まったばかりのシーズン。「体はまだ90%くらい。自分らしいレースをしたい。順調に練習できている。よくなっている実感がある」と手応えを口にした。
(THE ANSWER編集部)