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井上尚弥ダウンへ相次ぐ指摘に米記者ため息 「ガラスの顎」を全否定「うんざり。馬鹿馬鹿しい」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、WBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦で8回45秒TKO勝ちした。2回に喫したダウンに対する指摘について、現地記者は「うんざりさせられるほど、馬鹿馬鹿しい」と一蹴している。

8回TKO勝ちした井上尚弥【写真:荒川祐史】
8回TKO勝ちした井上尚弥【写真:荒川祐史】

2回に喫したダウンが議論の的に

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、WBA世界同級1位ラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦で8回45秒TKO勝ちした。2回に喫したダウンに対する指摘について、現地記者は「うんざりさせられるほど、馬鹿馬鹿しい」と一蹴している。

 井上は2回終了間際、カウンターの左フックを被弾。ダウンを奪われた。会場は騒然。試合ではアマチュア時代を含めて人生2度目のダウンだった。その後は猛烈な反撃に出て逆転勝利を収めたが、ダウンに対しては様々な指摘も上がっている。

 権威あるボクシング米専門誌「ザ・リング」のマイケル・モンテロ記者はこれらの評価に猛反論。Xで「『イノウエはガラスの顎の持ち主だ』『イノウエは過大評価されている』『イノウエは誇大宣伝されている』。はぁ、ボクシングファンは時に、うんざりさせられるほど馬鹿馬鹿しいよ」とため息をつき、アンチの意見を一蹴している。

 井上の評価を巡る議論はSNSを中心に活発化。元IBF世界スーパーウェルター級王者イシュー・スミス氏はXで「彼を過大評価だとか、過大宣伝だとか言うつもりはない」と反論。米ボクシング専門ポッドキャスト番組「ザ・スピット・バケット・ポッドキャスト」公式Xも「『顎が弱い?』と言う馬鹿者たちへ」とつづり、逆転劇に対する一部アンチに異を唱えた。

 また議論の活発化に伴い、ボクサーへのリスペクトに欠ける意見も頻出。これにはWBC世界フェザー級王者で、かつて井上とも対戦したスティーブン・フルトンが「俺たちは戦っているんだ。何人かはダウンするやつもいるだろう。これは戦いなんだ!」と苦言。「ファンのために命を懸けて戦っていることに感謝してくれ」と求めるなど、議論が波及していた。

(THE ANSWER編集部)



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