[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

井上尚弥のダウン揶揄に元対戦相手フルトンが一喝「命を懸けて戦っていることに感謝しろ」

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、WBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦で8回45秒TKO勝ちした。2回にダウンを喫しながらも逆転。元世界王者はSNS上での井上ダウンを揶揄する声に反論している。

ラモン・カルデナスに打ち込む井上尚弥【写真:荒川祐史】
ラモン・カルデナスに打ち込む井上尚弥【写真:荒川祐史】

現WBC世界フェザー級王者・フルトン

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、WBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦で8回45秒TKO勝ちした。2回にダウンを喫しながらも逆転。元世界王者はSNS上での井上ダウンを揶揄する声に反論している。

 井上は2回終了間際、カウンターの左フックを被弾。ダウンを奪われた。会場は騒然。試合ではアマチュア時代を含めて人生2度目のダウンだった。それでも3回以降は反撃。7回にダウンを奪い返すと、8回に猛ラッシュで試合を決めた。

 このダウンに対しては、ネット上を中心に井上の実力に対し懐疑的な反応も上がっている。とあるユーザーはダウンシーンの画像を複数投稿しながら、英語で「『ナオヤ・イノウエが今週末ボクシングを救った』と言ってるやつらもいるけど」と嘲笑した。

 その言葉に反論したのが、元WBC&WBO同級王者だったスティーブン・フルトン(米国)だ。フルトンは揶揄する声に対し、自身のXで「俺たちは戦っているんだ。何人かはダウンするやつもいるだろう。これは戦いなんだ!」と一喝。続けて「ファンのために命を懸けて戦っていることに感謝してくれ、それだけだ」と語り、ボクサーへのリスペクトを求めた。

 フルトンは、2023年7月に井上に8回TKO負けを喫して王座陥落。しかし今年2月に行われたWBC世界フェザー級タイトルマッチで、王者ブランドン・フィゲロア(米国)に3-0の判定勝ちし、王座を獲得した。

(THE ANSWER編集部)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集