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目の前で倒れた井上尚弥に「何が起こったのか…」 衝撃の最中、大橋会長が確信した逆転の根拠

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が5日(現地時間4日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで、WBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)に勝利した。陣営の大橋秀行会長は6日に帰国。東京・羽田空港で取材に応じ、2回に井上がダウンを喫した瞬間について語った。

羽田空港で取材に応じた大橋秀行会長【写真:編集部】
羽田空港で取材に応じた大橋秀行会長【写真:編集部】

大橋会長が帰国

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が5日(現地時間4日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで、WBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)に勝利した。陣営の大橋秀行会長は6日に帰国。東京・羽田空港で取材に応じ、2回に井上がダウンを喫した瞬間について語った。

 ラスベガスで8回45秒TKO勝ちした井上。ただ2回には陣営もヒヤッとした。終了間際にカウンターの左フックを浴び、ダウン。試合ではアマチュア時代を含めて人生2度目だった。

 試合前からカルデナスに「左フックがいい」と印象を抱いていた大橋会長。目の前で広がった光景に「ビックリしましたね。何が起こったのかわかりませんでした」とその瞬間は周囲と同じく衝撃を受けていた。

 昨年5月にダウンを喫したルイス・ネリ戦と比較し「今回の方が効いたのではないでしょうか。そういう話はまだしていませんが、今回の方が死角から深く入っていましたし、スイッチされて正面からきているからちょっと独特な形」と表現していた。

 ただ、次の3回で勝利を確信。「ポイントを取っていたので全然大丈夫だと思いました」。ダメージを感じさせず、猛攻を仕掛けるモンスターの打たれ強さを改めて感じたようだ。「判定勝ちでいいとみんなは言っていましたが、本人はもう倒しにかかったので」。あくまでKOに持ち込む姿勢には驚いていた。

 井上はリング上で次戦について、元WBA&IBF統一王者で現WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との対戦を明言。9月14日の日本開催と米メディアは報じている。

 さらに年末にサウジアラビアでWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)に5階級制覇を懸けて挑戦し、来年春には東京ドームでWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)とスーパーバンタム級で対戦する構想がある。

(THE ANSWER編集部)



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