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井上尚弥ダウンに場内騒然も…本人が「冷静で怖すぎ」 窮地脱出へ作った「数秒」に驚きの声

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。2回にはまさかのダウンを奪わる波乱の展開に。劣勢に立たされたが強靭なメンタルを発揮し、終始冷静さを失わなかった姿が注目を浴びた。

カルデナスに8回45秒TKO勝ちした井上尚弥【写真:荒川祐史】
カルデナスに8回45秒TKO勝ちした井上尚弥【写真:荒川祐史】

井上尚弥VSカルデナス

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。2回にはまさかのダウンを奪わる波乱の展開に。劣勢に立たされたが強靭なメンタルを発揮し、終始冷静さを失わなかった姿が注目を浴びた。

 井上は初回から高速ジャブを差し、ガードの高いカルデナスを攻めた。ただ2回に入ると、カウンターの左フックを被弾しダウンを奪われた。会場はもちろん、日本国内も騒然。試合ではアマチュア時代を含めて人生2度目のダウンに加え、その直前には右ストレートを受けて鼻血を流す場面も。試合での流血も2019年11月のドネア戦以来2度目で、井上にしてみれば滅多にない場面だった。

 場内騒然となるダウンにも動じなかった。リング上で慌てる素振りはなく、数秒待ってから立ち上がる冷静さを見せる。そしてピンチから立ち直ると、多彩なパンチで猛攻。7回に右ショート4連発を浴びせ、初のダウンを奪ってみせた。8回もフラフラの相手を攻め立て、たまらずレフェリーが止めた。

 序盤の窮地を脱し、挽回した逆転KO劇にネット上のファンも驚きを隠せない。Xには「ダウン取られてもちゃんと秒数待ってから立ち上がってるの偉いな 熱い中でも冷静なのは素晴らしい」「冷静に戦う辺りは流石過ぎます」「鼻血出してもダウンしてもずっと冷静で怖すぎ」「負ける姿が想像できない」「相手としてはどうしようもない」といった感服の声が並んでいた。

(THE ANSWER編集部)

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