F1チームに悩み「警察に金を払わなければ…」 マイアミGPの“しきたり“に驚愕の声「12万円だ」
自動車レースのF1第6戦、マイアミグランプリ(GP)は4日(日本時間5日)に米フロリダ州で決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は10位で2戦ぶりのポイントを獲得した。その裏では、各チームが悩まされる事件も発生。F1公式カメラマンが「金を払わなければいけない」と指摘した他国との違いとは。

予算削減の影響がもろに…カメラマンが伝える
自動車レースのF1第6戦、マイアミグランプリ(GP)は4日(日本時間5日)に米フロリダ州で決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(レッドブル)は10位で2戦ぶりのポイントを獲得した。その裏では、各チームが悩まされる事件も発生。F1公式カメラマンが「金を払わなければいけない」と指摘した他国との違いとは。
F1認定の写真家キム・イルマン氏は自身のインスタグラムで「F1のチームは警察のエスコートを受けるためには、金を払わなければいけない」と、マイアミならではの驚きの事実を明かした。さらに公開した動画内で「今年のマイアミGPで、チームの警察によるエスコートは無料じゃないんだ。最初の2年は無料だった」と語り、2022年から始まったこのGPで、スムーズな移動に欠かせない警察の先導が有償になったとを伝えた。
具体的な金額についても「いくら払わなければいけないか? 1日のエスコートにつき800ドル(約12万円)だ。時にはドライバーとチーム代表のために、それぞれ必要になる時もある。あるチームは金を払わず警察のエスコートを受けなかったんだ」と明かしており、決して安いものではない。
レースはハードロックスタジアム周辺に設けられたコース、マイアミ・インターナショナル・オートドロームで行われる。この周辺の交通渋滞がひどく、移動には警察のエスコートが欠かせないようだ。
開幕前に行われた公式会見では、角田が「この大会の好きな部分、改善点は?」という質問に「食べ物がおいしい。ただ、交通渋滞がちょっと話題になる」と答えていた。またニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)も「残念ながら、今年の大会では警察エスコートの予算を削減したようなので、来年はそれが復活してくれると嬉しい」と語っていた。
(THE ANSWER編集部)