身長差20cm、VS井上尚弥を27連勝フェザー級王者が熱望「イノウエ戦こそ俺をスターに押し上げる」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。セミファイナルではWBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)が同級10位エドワード・バスケス(米国)に7回TKO勝ちした。井上とは20センチ差。リング上では井上戦について「一つの目標だ」と希望した。

井上尚弥戦興行、エスピノサが防衛成功
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。セミファイナルではWBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)が同級10位エドワード・バスケス(米国)に7回TKO勝ちした。井上とは20センチ差。リング上では井上戦について「一つの目標だ」と希望した。
井上尚弥が見据えるフェザー級、WBO王座を保持するエスピノサが強さを示した。挑戦者バスケスより頭一つ大きい長身。リーチの長さも生かし、ジャブを打ち込んでいった。序盤から優勢に試合を進め、強烈なボディーでもダメージを与えた。決着は7回。コーナーに追い詰めて猛ラッシュ。レフェリーが試合を止め、エスピノサが防衛に成功した。
井上は将来的にフェザー級への転向を見据えており、エスピノサは標的王者の一人となる。身長185センチという長身で、165センチの井上とは実に20センチ差。仮に対戦が実現すれば、井上にとって過去最大の身長差となる。エスピノサはこれで27戦全勝(23KO)となった。
エスピノサはリングインタビューで「タフな相手だとわかっていた。もの凄く力を発揮しないと勝てないと最初からわかっていた。ボディーを着実に当てていけば勝てるとアドバイスをもらっていた。ファンのために素晴らしい試合を見せたかったし、これがシンコ・デ・マヨ(メキシコの戦勝記念日)の試合なのでこの結果は当然だ」と語った。
次戦については「メキシコ選手、もしくはベストな奴に勝たないといけないのはわかっている。今は俺が王者だ」とコメント。井上についても聞かれ「イノウエとの対戦こそが、俺をスターに押し上げるものだ。実現のためなら何でもやるよ」と対戦を熱望した。
(THE ANSWER編集部)