5か月で驚異の6勝、女子ゴルフ21歳逸材が完全V&メジャー制覇の快挙 竹田麗央「達成でき嬉しい」
女子ゴルフの国内メジャー・ソニー日本女子プロゴルフ選手権は8日、沖縄・かねひで喜瀬CC(6670ヤード、パー72)で最終日が行われた。3打差の首位で出た竹田麗央(りお・ヤマエグループHD)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算19アンダーでメジャー初制覇。2週連続Vは4日間首位を譲らない「完全優勝」で成し遂げた。21年に稲見萌寧(Rakuten)がマークした19アンダーの大会記録に並ぶスコア。今季6勝目で、2位には18アンダーの山下美夢有(加賀電子)が入った。
ソニー日本女子プロゴルフ選手権
女子ゴルフの国内メジャー・ソニー日本女子プロゴルフ選手権は8日、沖縄・かねひで喜瀬CC(6670ヤード、パー72)で最終日が行われた。3打差の首位で出た竹田麗央(りお・ヤマエグループHD)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算19アンダーでメジャー初制覇。2週連続Vは4日間首位を譲らない「完全優勝」で成し遂げた。21年に稲見萌寧(Rakuten)がマークした19アンダーの大会記録に並ぶスコア。今季6勝目で、2位には18アンダーの山下美夢有(加賀電子)が入った。
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最後まで首位を独走する完全Vだった。竹田は4番、5番と連続バーディー。9番パー5でも1打伸ばし、大会記録に並ぶ19アンダーでサンデーバックナインに突入した。10番でボギーを叩いたものの、14番パー3でバーディーを奪取。16番パー4でも3打目のロングパットを沈めたが、17番パー3でボギー。それでも最終18番はパーで、山下らの猛追を振り切った。
大会の最少ストローク記録は21年に稲見萌寧が静ヒルズCCでマークした19アンダー。国内メジャーでは、17年日本女子オープンで畑岡奈紗が叩き出した20アンダーが最少だった。初日、自身のベストスコアに並ぶ64で回った竹田は4日間リードを譲ることなく、前週のゴルフ5レディスに続く2週連続優勝で今季6勝目。完全優勝は自身2度目、4日間大会では初で、嬉しいメジャー初優勝となった。
表彰式後の優勝スピーチでは、まずギャラリーや大会関係者に感謝。「今年は初優勝することができて、(次の目標は)メジャー優勝だったので、今週達成することができてとても嬉しい。4日間、暑い中たくさんの声援をくれたギャラリーの皆様のおかげで優勝できました。まだメジャーで優勝したという実感はないが、またこれからもたくさん優勝ができるように頑張ります」と意気込んだ。
竹田は4月のKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝。翌週のフジサンケイレディスも制し、史上4人目のツアー初優勝からの2週連続優勝を達成した。93、94年賞金女王・平瀬真由美の姪で、母・哲子さんも元プロゴルファー。6歳でゴルフを始め、21年11月の最終プロテストに合格した。アマチュア時代から逸材と言われた21歳。これで初優勝から約5か月で6勝を挙げたことになり、年間のメルセデス・ランキングも首位と今季の主役になっている。
(THE ANSWER編集部)