5.6東京D興行で場外舌戦「ムカついた」 八重樫氏、王者陣営の「トレーナーも研究」にチクリ
マロニー陣営「こちらに合わせないといけないのはタケイの方」
元K-1世界王者の武居は21年3月にボクシングデビュー以降、8勝(8KO)の連続KO勝ちを続けてきた。強打を持つが、ハイダートレーナーは「当たらなければこちらが勝つ」とニヤリ。「タケイの映像も見たし、彼のトリッキーなものを再現できるパートナーを呼んだ」と日本人3選手とスパーリングしてきた。
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「我々は真の戦いをしてきた。タケイは才能に助けられている。真の戦いでどんな試合をするか見ものだね。こちらに合わせないといけないのはタケイの方でしょう。パワーはあるけど、ロマチェンコのようなトリッキーな姿はない。彼がどう動くかだ」
八重樫トレーナーは「その通り」と冷静。「僕たちはチャレンジャー。試合をつくっていかないといけない。この中でサプライズがあれば。向こうの思考の上をいかないと勝てない」と不利予想を覆す気持ち。「(マロニーには)舐められている感じはしないし、敬意をもってこちらも接する。真摯だし、ちゃんと向き合ってやっつけたい」
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)がメインイベントを務める歴史的興行に参戦。王者マロニーは20年10月に米ラスベガスで井上に世界挑戦し、7回KO負け。21年8月に再起すると、井上が返上したWBO世界バンタム級王座を23年5月に獲得した。今年1月に初防衛成功。世界的モンスターに敗れたとはいえ、ハイレベルな実力を持つ再起後6連勝中の実力者だ。
1990年のマイク・タイソン以来34年ぶりの東京Dボクシング興行。武居がデビューから全勝全KOで世界戴冠すれば、17年5月にWBC世界フライ級王座に就いた比嘉大吾(13試合)以来、日本人2人目の快挙だ。K-1とボクシングで世界王者になれば日本初の偉業となる。
○…興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上と武居のほか、井上の弟のWBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)と2度目の防衛戦を行う。WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦。同じ興行で世界戦4試合は国内最多3試合を超える規模となる。
(THE ANSWER編集部)