井上VSネリ興行で世界挑戦 「不利」と指摘される武居由樹が歓迎「不利で大丈夫。危機感もてる」
大橋会長も後押し「世界挑戦は不利なもの。有利なのは井上尚弥くらい」
相手より“下”の見方を嫌うボクサーも多いが、師匠の言葉を隣りで聞いた武居は「不利で大丈夫です」と歓迎。「危機感を持てます」と背筋を伸ばした。陣営の大橋秀行会長もこう後押しした。
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「よく試合前に有利、不利ということを言いますが、世界挑戦は不利なものです。王者に挑戦するんですから。有利なのは井上尚弥くらい。その中で武居は面白い挑戦者。私は有利だと思っているので、周りの評価をひっくり返してほしい。スパーリングの状態もいいので期待しています」
元K-1世界王者の武居は21年3月にボクシングデビューすると、22年8月の東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチで5回TKO勝ちし、競技転向5戦目で初のタイトル奪取した。バンタム級転向を見据え、23年7月には54.0キロ契約8回戦で勝利。昨年12月には3戦連続で井上の前座に入り、54.5キロ契約8回戦でデビュー8勝(8KO)の連続KO勝ちを続けてきた。
K-1とボクシングで世界王者になった日本人はいない。1990年のマイク・タイソン以来34年ぶりの東京Dボクシング興行。「試合が近づくにつれて雑念を削って試合だけに集中していく。そこはいつも通り。ここで絶対に獲りたい」と王座奪取を誓った。
○…興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上と武居のほか、井上の弟のWBA世界バンタム級王者・拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)と2度目の防衛戦を行う。WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦。同じ興行で世界戦4試合は国内最多3試合を超える規模となる。
(THE ANSWER編集部)