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日本人投手の進化スピードは「クレイジー」 8年ぶり来日の元助っ人証言「20歳そこそこなのに…」

野球の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」が6、7日に京セラドームで行われ、日本代表・侍ジャパンが2試合無失点で連勝した。特に第2戦は、6投手で完全投球リレー。かつてオリックスでプレーした欧州代表のアレッサンドロ・マエストリ投手コーチは「クレイジーだ」と振り返った。若手が当たり前のように150キロ台後半を叩き出す姿は、日本野球が恐ろしいスピードで進化したことの証明だったようだ。

継投による完全試合を達成した侍ジャパンの投手陣【写真:小林靖】
継投による完全試合を達成した侍ジャパンの投手陣【写真:小林靖】

元オリ助っ人の欧州代表マエストリコーチ、侍の完全リレーをどう見た?

 野球の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」が6、7日に京セラドームで行われ、日本代表・侍ジャパンが2試合無失点で連勝した。特に第2戦は、6投手で完全投球リレー。かつてオリックスでプレーした欧州代表のアレッサンドロ・マエストリ投手コーチは「クレイジーだ」と振り返った。若手が当たり前のように150キロ台後半を叩き出す姿は、日本野球が恐ろしいスピードで進化したことの証明だったようだ。


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 7日、完全リレーをくらった試合後のマエストリ氏は「クレイジーだね」と何度も繰り返した。先発左腕の金丸夢斗投手(関大3年)は2回4奪三振で、最速151キロ。2番手の中村優斗投手(愛工大3年)は最速157キロを叩き出した。6日の第1戦でも、昨季パ・リーグ新人王に輝いた山下舜平大投手(オリックス)が159キロの剛速球を披露。マエストリ氏が肌で知る日本野球では見られなかったボールだ。

 マエストリ氏は母国イタリアや米マイナーリーグでプレー。2011年には四国アイランドリーグplusの香川入りし、シーズン中の7月にオリックスと契約した。その後日本では4年間プレーし、1軍96試合で14勝11敗、防御率3.44.2015年限りで退団したあとも韓国・ハンファやメキシコ、豪州などで投げ続けた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に4度、プレミア12に1度イタリア代表として出場。世界各国の野球トレンドを知る。

 来日は、2016年のシーズン後半にBCリーグ・群馬でプレーした時以来。実に“中7年”で目の当たりにした日本野球は、かつて感じていた弱点がほぼ解消されていたのだという。

「数年前に僕が言っていたのは、日本の投手に唯一足りないのは球速だけということ。でも今は……。前から日本の投手は良かったけど、更に球も速くなった」

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