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バンタム級参戦・中谷潤人が減量苦解放の270Rスパーに自信「だいぶ楽。エネルギーが余っている」

ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれ、セミファイナルの元世界2階級制覇王者・中谷潤人(M.T)は相手のWBC世界バンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)らと出席。井上尚弥、田中恒成に続く日本人3人目の「全勝世界3階級制覇」へ、270回以上の大量スパーリングで仕上げたことを明かした。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は26歳の中谷が26勝(19KO)、初防衛戦の28歳・サンティアゴが28勝(14KO)3敗5分け。

中谷潤人【写真:編集部】
中谷潤人【写真:編集部】

Amazon プライム・ビデオで生配信

 ボクシングのトリプル世界戦が24日、東京・両国国技館で行われる。22日は都内のホテルで公式会見が開かれ、セミファイナルの元世界2階級制覇王者・中谷潤人(M.T)は相手のWBC世界バンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)らと出席。井上尚弥、田中恒成に続く日本人3人目の「全勝世界3階級制覇」へ、270回以上の大量スパーリングで仕上げたことを明かした。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信される。戦績は26歳の中谷が26勝(19KO)、初防衛戦の28歳・サンティアゴが28勝(14KO)3敗5分け。


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 最強挑戦者は順調な調整ぶりを見せた。中谷は黒のオリジナルTシャツを着て出席。「バンタム級で調整も上手くいっていて、体にエネルギーが凄く溜まっています」。減量はリミット53.5キロまで間近という。憧れのWBCのベルトが会見場に並べられたが、「まだ僕のじゃない。僕のものになったら浸りたいです」と笑った。

 同級転向初戦で3階級制覇に挑む。昨年9月にWBO世界スーパーフライ級王座を初防衛。約10キロの減量苦で動きが芳しくなく、被弾する場面もあった。王座を返上し、制限体重が1.4キロ重いバンタム級に殴り込み。タレントも多く、強者の中谷参戦でさらに活気を帯びる。

 1月4日から1か月の米ロサンゼルス合宿で武者修行。15歳から師事してきたルディ・エルナンデス・トレーナーによる異例のスパーを乗り越えた。通常は1回3分、ラウンド数は長くても世界戦と同じ12回だが、自己最長16回を含む計140回以上を消化。パートナー2人を相手に5分×10回の日もあった。タフな王者との試合へ「イレギュラーに耐えて自信にもなった」とメンタル強化に力を入れた。

 この日は会見後の取材でも笑顔。減量最終盤だが、21日も7ラウンドのスパーで調整したという。「長いラウンドもやってきたし、全部で270ラウンドくらいやってきた」と自信。現時点で1.4キロの減量幅の違いついては「だいぶ楽です。エネルギーも余っている感じがある。(試合まで)元気なままできたら」と余裕を滲ませ、「(直近のスパーも)最後までより集中して、より動けていた」と明かした。

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