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山本由伸、冒頭挨拶から滲んだ大谷への敬意 「憧れるのを…」の名言流用、決断理由の一つに

米大リーグ・ドジャースは27日(日本時間28日)、山本由伸投手と12年契約を結んだと発表した。同日にはロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアムで入団会見が行われたが、冒頭の挨拶から同僚となる大谷翔平投手への敬意をにじませた。WBCでの名言を“流用”し、「本当の意味で憧れるのをやめないといけません」と決意表明した。

ドジャースの入団会見で笑顔を見せる山本由伸【写真:Getty Images】
ドジャースの入団会見で笑顔を見せる山本由伸【写真:Getty Images】

ドジャースと12年契約、発表即日入団会見

 米大リーグ・ドジャースは27日(日本時間28日)、山本由伸投手と12年契約を結んだと発表した。同日にはロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアムで入団会見が行われたが、冒頭の挨拶から同僚となる大谷翔平投手への敬意をにじませた。WBCでの名言を“流用”し、「本当の意味で憧れるのをやめないといけません」と決意表明した。


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 スーツ姿で会見に臨んだ山本は、背番号18のユニホームに袖を通し、キャップをかぶって精悍な顔つきとなった。「グッドアフタヌーン、マイネームイズ、ヨシノブ・ヤマモト」と英語で挨拶。「沢山の方々のおかげで今僕はここにいることができています。何度も日本に来ていただき、高く評価していただき、メジャーでプレーする機会をくださったドジャースの関係者の皆さまに感謝いたします」と感謝した。

 挨拶の中では、WBC決勝の米国戦前に大谷翔平投手がミーティングで話した「憧れるのをやめましょう」の名言にかけたコメントも。MLBスターが揃う米国代表との一戦を前に、ナインを奮い立たせる言葉だった。山本は「今日からは本当の意味で憧れるのをやめないといけません。自分自身が憧れてもらえる選手になれるよう頑張ります」と決意を表明した。

 ドジャース入団を決めた理由に大谷の存在は関係しているのか。問われた山本は「大谷さんが仮に他のチームを選んだとしても、もしかしたら僕はドジャースを選んでいたかもしれないですけど」と前置きしながらも「やっぱり大谷さんは日本人選手としてだけではなく、メジャーリーグの中でもトップ選手だと思っているので、大谷さんがドジャースを選んだというのは決断の理由の一つになりました」と語った。

 交渉の場には大谷も出席していたと報じられている。「悔いのない決断をしてねと。分からないことがあれば何でも聞いてねと言われました」と会話の一端を明かした。12年契約が結ばれた山本。米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は自身のXで「12年総額3億2500万ドル(約463億2500万円)の契約に合意」と報じている。これは、ヤンキースが2019年のオフにゲリット・コール投手と結んだ9年総額3億2400万ドル(約461億8200万円)を超え、二刀流の大谷翔平投手を除けば投手史上最高額の契約となる。

(THE ANSWER編集部)





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