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35歳にして自己ベスト36秒更新 復活した元陸上日本代表・高島由香が1万m2位「苦しい時も…」

2024年パリ五輪代表選考会となる陸上の1万メートル日本選手権が10日、東京・国立競技場で行われた。女子ではリオ五輪代表の高島由香(資生堂)が30分57秒26で2位。35歳にして6年半ぶりに自己ベストを更新した。8月のブダペスト世界陸上で7位入賞した23歳の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が、30分55秒29で3連覇。

1万m2位に入り、チームメートと健闘を称え合った高島由香【写真:奥井隆史】
1万m2位に入り、チームメートと健闘を称え合った高島由香【写真:奥井隆史】

陸上1万m日本選手権

 2024年パリ五輪代表選考会となる陸上の1万メートル日本選手権が10日、東京・国立競技場で行われた。女子ではリオ五輪代表の高島由香(資生堂)が30分57秒26で2位。35歳にして6年半ぶりに自己ベストを更新した。8月のブダペスト世界陸上で7位入賞した23歳の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が、30分55秒29で3連覇。


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 高島が最後に意地を見せた。序盤から23歳の廣中、26歳の五島との先頭集団に。中盤で20歳の小海遥も加わった。15分33秒で5000メートルを折り返すと、廣中が早くも前へ。しかし、高島は冷静にペースを維持。再び廣中を捉えると、最後1周のデッドヒートで五島、小海を引き離した。廣中に1秒57差の2位。2017年5月にマークした自己ベスト31分33秒33を約36秒も更新してみせた。

「行けるところまで行こうと思っていて、そこを目標にしていた」

 15年日本選手権で2位に入り、同年北京世界陸上で20位。16年リオ五輪は18位と日の丸を背負ってきた。しかし、4年ほど前から坐骨などの故障に悩まされた。「足を痛めるフォーム。それまでがむしゃらに走っているだけだった」。故障しない体づくりに着手。上半身と下半身の連動を意識し、この日の自己新が生まれるまで復活した。

 緊張感のある号砲直前。少しバランスを崩してよろめき、スタートが仕切り直しとなった。苦笑いする本人に競技スタッフが「落ち着いていきましょう」と声をかけた。客席が苦笑いするハプニングもご愛嬌。「ここまで自己ベストを長く出していなくて、苦しい時も頑張ってきてよかった」。大粒の汗に充実感が溢れていた。

(THE ANSWER編集部)



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