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パリ五輪は「マラソンで目指したかったが…」 1万m日本記録保持者・相澤晃が日本選手権V2を宣言

2024年パリ五輪代表選考会となる陸上の1万メートル日本選手権は10日、東京・国立競技場で行われる。参加標準記録(男子27分00秒、女子30分40秒)を切って優勝すれば五輪代表に即時内定。男子日本記録保持者の前回覇者・相澤晃(旭化成)は9日、都内の会見で連覇を誓った。

会見で連覇を誓った相澤晃【写真:浜田洋平】
会見で連覇を誓った相澤晃【写真:浜田洋平】

10日の陸上1万m日本選手権へ会見

 2024年パリ五輪代表選考会となる陸上の1万メートル日本選手権は10日、東京・国立競技場で行われる。参加標準記録(男子27分00秒、女子30分40秒)を切って優勝すれば五輪代表に即時内定。男子日本記録保持者の前回覇者・相澤晃(旭化成)は9日、都内の会見で連覇を誓った。


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 26歳の相澤は3度目の日本一へ、自信をもってレースに臨む。

「昨年の日本選手権以降、なかなか怪我で試合に出られず苦しい期間もあったけど、夏以降はしっかり練習が積めている。1年半ぶりの1万メートルですが、優勝を目指して頑張ります」

 右足後脛骨筋の怪我で昨夏から長期離脱を強いられた。今年9月の記録会は5000メートルで13分39秒25。九州実業団駅伝も走り抜いた。「大きい怪我ではないと思っていたけど、なかなか治らず今年の2月くらいまでほとんど走れない。ただ、その中でトレーナーさんなどいろんな方に支えられて走る以外のトレーニングをした。走るよりきつい。そういうものを重ねてまた走れる今の自分になった」と明かし、こう続けた。

「実業団と比べてもウェートトレーニングは力を入れていました。怪我以前もやっていましたが、より計画的に、より強度の高いものを。水泳など今までやっていないことをやりました。ウェートだけだと長距離に繋がりにくい。体の内側も鍛えつつ、あとはバイクのスプリントトレーニングも。あまり長距離選手はやらない、中距離、短距離選手がやるようなことをしました。走りで足へのリスクを追えない分、バイクを使ってスプリントトレーニングをしました」

 参加標準記録は自身の日本記録27分18秒75より速い。今回内定を逃しても、ワールドランキングでの出場枠27人に入るなどすれば権利を獲得できるため、少しでも好成績で終えたいところだ。

「26分台は正直、今の自分にはちょっと難しい記録。ただ、目指していないのではなく、現状の自分にはできないと思っているだけ。まずは日本記録を更新して自分を取り戻したい。入社以前はパリ五輪はマラソンで目指したいと思っていたけど、東京五輪を終えてこの結果で1万メートルで満足できない。それでまだパリも1万メートルで目指したいと思った。パリが1万メートルの集大成になればいいなと思います」

 大会は昨年の5月開催から記録が出やすい冬季開催となったが、20度近い異例の気温が予想される。相澤は「優勝した過去2回は後続を引き離して勝った。他の選手もわかっていると思うし、同じパターンで勝てるとは思わない。やってきたことを出せれば最後に競り合いになっても勝てると思う。明日は支えてくださった方のためにも優勝を目指して頑張りたい」と力を込めた。

(THE ANSWER編集部)



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