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大谷翔平の黒字76億円をエンゼルス2選手が帳消し “赤字の要因”を米指摘「2人に114億円…」

大谷翔平投手の所属したエンゼルスは今季、73勝89敗でア・リーグ西地区の4位に沈んだ。米専門メディア「ブリーチャー・リポート」は、選手の年俸とそれによって生まれた勝利という結果を比較し、各チームの“収支報告”を独自に行った。エンゼルスは30球団中25位で低コストパフォーマンスの球団だという事実があらわとなり、特にマイナスを生んでいる選手の名前も指摘されている。

エンゼルスに所属した大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスに所属した大谷翔平【写真:ロイター】

各選手の年俸と生んだ価値を比較すると収支がくっきり

 大谷翔平投手の所属したエンゼルスは今季、73勝89敗でア・リーグ西地区の4位に沈んだ。米専門メディア「ブリーチャー・リポート」は、選手の年俸とそれによって生まれた勝利という結果を比較し、各チームの“収支報告”を独自に行った。エンゼルスは30球団中25位で低コストパフォーマンスの球団だという事実があらわとなり、特にマイナスを生んでいる選手の名前も指摘されている。


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 同メディアは、「MLBマネーボール・パワー・ランキング:2023年所属選手から最も大きな価値を手にしたのはどの球団?」という記事を掲載した。今季メジャー全体でみると勝利寄与度(WAR)1.0あたり800万ドル(約12億1200万円)の価値があったことから、各選手が今季生み出したWARにいくらの価値があったのかを算出し、年俸と比較している。

 エンゼルスはトータル価値がマイナス710万ドル(約10億7580万円)で、30球団中25位。大谷は+5000万ドル(約75億7600万円)と大幅黒字を叩きだしている。続いてミッキー・モニアック外野手の+1720万ドル(約26億600万円)、リード・デトマーズ投手の+1690万ドル(25億6000万円)と若手選手が続く。

 記事は「年俸が550万ドル(8億3300万円)から3000万ドル(約50億円)へ大幅増となったが、ショウヘイ・オオタニが再び価値トップに。僅差でアトランタ・ブレーブスの右翼手ロナルド・アクーニャJr(4780万ドル=72億4290万円)を抑えてトップに立った」として、大谷の生んだ“黒字”がメジャー最高だったことも伝えている。

 一方で赤字を生んだ選手には、怪我に泣いたベテランの名がズラリ。アンソニー・レンドン内野手がマイナス3780万ドル(57億2700万円)、マイク・トラウト外野手がマイナス1230万ドル(約18億6300万円)でワンツーを占める。

「エンゼルスは2023シーズンにレンドンとトラウトに合わせて7550万ドル(約114億4000万円)を支払っており、これはボルチモア・オリオールズ(7100万ドル=約107億5800万円)、ピッツバーグ・パイレーツ(6890万ドル=約104億4000万円)、そしてオークランド・アスレチックス(6220万ドル=約94億2400万円)の年俸総額を上回っている」という皮肉めいた指摘も行われている。

(THE ANSWER編集部)



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