「1章まるまる大谷翔平」を書いた米国の野球本著者 執筆に苦戦の理由は「彼はいつも自分を…」
大谷の凄さ「とてもかわいくて懐かしい気持ちにさせてくれる」
大谷は昨年6月、ロイヤルズ戦で2本塁打を含む8打点を1試合でマーク。さらに翌日、投手として8回無失点、13奪三振の好投を披露し、衝撃の2日間は米国でも大きな話題になった。
ポスナンスキー氏は「これは彼の才能の1つを表す出来事だった」としながらも「しかし、今年3月のWBCでチームメイトで10年来の最高の選手マイク・トラウトから三振を奪い、日本がアメリカに勝利した時に、それ自体が章になった」とWBC決勝でトラウトを三振に仕留めたシーンも振り返っている。
記事ではそれ以外の凄みを表すシーンとして、今季だけでも複数あったとも紹介。6月に月間打率.394、15本塁打の大活躍で月間MVPに輝いたこと、7月下旬のタイガースとのダブルヘッダー第1戦で投手として1安打完封し、同第2戦で野手として2本塁打を放ったことなどが伝えられた。ポスナンスキー氏は「私はこれから10年間オオタニの章を書き直し続けることになるかもしれない」としている。
「オオタニは、私たちがなぜ野球を長い間愛し続けているかをいろいろな面で表してくれている。これはオオタニが他の何よりもサプライズとサプライズでないことを合わせもっているからだ。一方では誰も成し遂げていないことをやってのける。もう一方では、とてもかわいくて懐かしい気持ちにさせてくれる。幼いころに野球をした者なら、チーム内に打っても投げても一番の選手がいたことを思い出すだろう」
こう大谷を称賛している記事内では、「野球は常に勝つ。もうこのスポーツは見飽きたと思ったら、マジックのようにウィリー・メイズ、ロベルト・クレメンテやジョニー・ベンチ、ケン・グリフィーJr.、そしてショウヘイ・オオタニのような選手が現れる。そして、また新しい気持ちになるのだ」と、アッと驚く異次元のスターが出現し続けていることが野球の魅力の一つであるとしている。
(THE ANSWER編集部)