残酷なコントラストが生まれた1枚とは

　サッカーのFIFA女子ワールドカップ（W杯）オーストラリア・ニュージーランド大会に出場した日本代表（なでしこジャパン）は11日、準々決勝でスウェーデンに1-2で敗れ、12年ぶり優勝はならなかった。終了のホイッスル直後から崩れ落ちる選手たち。喜びを爆発させる相手選手と明暗がわかれた“無慈悲な1枚”の画像をスウェーデン代表公式が公開。海外ファンから「日本も素晴らしいW杯の歩みだった」と同情の声が上がった。

　勝者と敗者、残酷なコントラストが浮き彫りになった。

　優勝の夢が潰えたことを告げる終了のホイッスル。その瞬間、なでしこジャパンの選手たちは一人、また一人とピッチに突っ伏した。両膝をつき、落胆したのは背番号20の浜野まいか。その手前では相手CBマグダレナ・エリクソンがいた。

　口を大きく開き、満面の笑みで飛び跳ねた様子。さらに手前で仰向けに倒れた日本選手、背後の浜野との明暗がくっきりと分かれる写真となっている。

　他にもスウェーデン選手が喜んだものとともにこの画像を公開したのは、同国代表の公式インスタグラム。文面に「この勝利感」とつづった。海外ファンからは日本への称賛、スウェーデンへの祝福の声がなどが寄せられた。

「今日の試合ではスウェーデンの戦術が良すぎた。でも、日本も素晴らしいW杯での歩みだった。次は頑張って」
「どの選手も勝利に大きく貢献し、チーム全体として素晴らしいパフォーマンスだった。準決勝がとても楽しみだ!!」
「ブラボー！」
「素晴らしい勝利だ、さあ次はスペインだ」

　スウェーデンは15日の準決勝でスペインと対戦する。