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相手を踏みつけイングランド選手が一発退場 指揮官の擁護に代表OG批判「あんなこと必要なかった」

サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は7日、決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランキング4位のイングランドが0-0で突入したPK戦の末、4-2でナイジェリアを下して8強入りを果たした。後半の終盤にイングランド選手がナイジェリア選手を踏みつけてしまい、一発退場。指揮官は「ほんの一瞬だった」「誰も傷つけることを望んでいない」などと語って擁護したが、代表OGからは批判の声も噴出している。

イングランドFWのローレン・ジェームズ【写真:ロイター】
イングランドFWのローレン・ジェームズ【写真:ロイター】

女子W杯決勝トーナメント1回戦

 サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は7日、決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランキング4位のイングランドが0-0で突入したPK戦の末、4-2でナイジェリアを下して8強入りを果たした。後半の終盤にイングランド選手がナイジェリア選手を踏みつけてしまい、一発退場。指揮官は「ほんの一瞬だった」「誰も傷つけることを望んでいない」などと語って擁護したが、代表OGからは批判の声も噴出している。


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 一瞬、その場が凍り付いた。スコアレスのまま迎えた後半42分、イングランドFWローレン・ジェームズはプレー後にうつ伏せで倒れ込んでいたナイジェリアDFアロジーの背中を踏みつけてしまった。VARの介入の末、ジェームズは危険なプレーとしてレッドカードで一発退場。イングランドは窮地に陥った。

 欧州衛星放送「ユーロスポーツ」はイングランド代表サリナ・ヴィーフマン監督の談話を紹介する形で記事を掲載。「ナイジェリアに勝利したイングランドのW杯ラウンド16の試合で、FWローレン・ジェームズは87分にDFミシェル・アロジーを踏んでしまったとして退場となったが、イングランド監督のサリナ・ヴィーフマンはチェルシーのFW(ジェームズ)が『誰も傷つけることは望んでいない』と考えている」と報じた。

 ヴィーフマン監督は「(彼女は)誰も傷つけることは望んでいない」「ほんの一瞬だったし、試合の終盤だったので、選手たちは少し疲れてもいた」と説明。その上で「彼女はこのステージではまだ経験の浅い選手。非常によくやっていた。一瞬、彼女は自制心を失ってしまったと思う。もちろん彼女は誰も傷つけることは望んでいない。彼女はとても優しい子なの。こういうことは起こることもある」とジェームズを擁護した。

 さらに「(踏んでしまった)事実は変えられない。大きな学びになること。もちろん彼女が故意にやったものではない」と現実を受け入れた上で「私から彼女にもそう言ったわ。人間である限りこのようなことは起こりえる」と諭したという。

 記事内では「同情的ではなかった」という元イングランド代表FWエレン・ホワイトの反応も紹介。「失望させるものだった。彼女は試合中イライラしていた。あんなことをする必要はなかった」とジェームズの行為を批判。一方で「でもこの件がチームにとって良い刺激になると思う。これからチームが一致団結する必要があるわ」とも語っている。

 ジェームズの処分について、記事内では「グループステージで3ゴール、3アシストを決めているジェームズ選手が残りのW杯もプレーできるかは懲戒委員会の判断に委ねられている」としている。

(THE ANSWER編集部)





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